『ヤクルトの変則左腕と言えば？』

　ヤクルトのお抱えメディア・サンケイスポーツに今オフ、ホークスからヤクルトへ移籍した変則左腕・嘉弥真に関する記事が出ていました。その記事によればヤクルトは優勝した年には必ず左腕の中継ぎピッチャーがいたということです。それは山本であったり、石井弘寿であったり、年代によって様々です。

　サンスポ曰く、どうやらヤクルト優勝のカギを握るのはホークス時代に数々の修羅場を潜り抜けてきた嘉弥真ではないかと。このオープン戦も４試合３回２／３を投げて防御率は０．００だそうです。あまり言いたくはありませんが、ホークスはもったいないことをしましたね。なぜ嘉弥真を戦力外にしたのでしょう。

　私は嘉弥真を見ていると在りし日の安田猛を思い出します。そう、あの「がんばれタブチくん」に出てきた変則左腕のヤスダくんです。安田は先発も中継ぎも無難にこなしていました。普段はスリークォーター気味に投げていましたが、時折上から投げたり下から投げたりとまさに変幻自在のサウスポーでした。嘉弥真は石井弘寿というよりむしろ安田だと思います。