活力が湧いてくるあの歌 | Los Tres Diamantes presenta "TIERRA FECUNDA"

活力が湧いてくるあの歌

 今日未明に放送された「NHKラジオ深夜便」の中で3時台の「にぽんの歌こころの歌」のコーナーの冒頭でこの曲が流れてきました。

 

灰田勝彦 「野球小僧」 ↓

 

 

 

 

昭和26年('51年)にリリースされ、同名の映画の主題歌ともなったこの曲、野球が大好きだった往年の名歌手・灰田勝彦が歌ってヒットした曲でもあります。なんでもこの方、「野球の合間に歌を歌う」と呼ばれたほどの野球好きだったそうです。

 

 私もこの曲の存在は小学生の頃から知っていました。大晦日やお盆の夜に放送されていた「懐かしのメロディ」というテレビ番組を亡き父がよく見ており、その番組に灰田勝彦が出演してこの曲を歌っていたのです。のちにタモリが'70年代後半に「昭和歌謡史」というパロディオングのLPをリリースして「お灸小僧」というパロディソングにしていました。冒頭の「野球小僧に会ったかい♪」という部分は「お灸小僧はあったかい♪」としていました。

 

 ところでこの曲には「兄弟曲」とも言えるような曲が存在します。その曲がこちらです。

 

灰田勝彦 「南海ホークスの歌」 ↓

 

 

 

 

「南海ホークスの歌」、いかがでしょう。歌詞はもちろんですが、アレンジを若干変えてはいますが、メロディは明らかに一緒です。どちらがオリジナルなのかわかりませんが、「野球小僧」を聞くと即座に「南海ホークスの歌」を連想します。どちらの曲も聞いているだけで活力が湧いてきますね。

 

 「南海ホークスの歌」はアレンジを少し変えて歌っている歌手も灰田勝彦ではないバージョンが大阪球場でも流れていました。

 

 南海ホークスは昭和と共に消滅してしまいました。