こんにちは、大成信一朗です。

 

「成功者は自分の力で物事を成し遂げる」

あなたはこのように思っているかもしれない。

 

実を言うと、この考え、半分正しくて、半分間違えている。

そして、間違っている半分に、成功する人としない人の明暗を分ける秘密が隠されている…。

 

成功する人が持ち、しない人が持たないマインドセットとは?

成功する人としない人の違いは、人に頼み事ができるかである。

 

意外かもしれないが、成功者は頼み事が上手い。

 

多くの人は成功者は自分の力だけで成功を勝ち取ったと思っている。

しかし、実際は多くの人の力を借りている。

例えば、ビジネスを成功させるには、従業員、資金を提供してくれる投資家・銀行、取引先などなど、多くの人の力を借りなければならない。

多くの人の力を借りなければならないため、成功者は頼み事が上手い。

 

一方、成功しない人は全てを自分一人でやろうとする。

しかし、自分一人の力ではできることは限られている。

 

成功者は積極的に人に頼み事をし、解決できない問題が起きたら迷わず人に頼る。

それに対し、成功しない人は人に頼らない。

 

人に頼らない理由の一つは、「無能だと思われたくない」というプライドだろう。

多くの人は、頼み事をすることは恥だと思っているため、頼み事ができない。

 

また頼み事をするというは相手に借りを作る行為である。

そのため、「相手にマウントを取られて不利になるのでは?」という不安から、頼れない。

 

なぜ、頼み事が上手いと成功するのか?

それは、人は誰かに頼られると嬉しく感じるという心理が理由である。

あなたは誰かに地頼み事をされた時、渋々受けながらも、心の中で「まんざらでもない」と思ったのではないだろうか?

頼み事をするということは、この「まんざらでもない」という心理を刺激するということなのである。

 

また、コミットメントと一貫性の心理が働き、何度も助けてくれるようになる。

(コミットメント一貫性については解説する)

その結果、成功者は頼み事をすることで、どんどん協力者を増やすのである。

 

なので、成功するためには「人に頼る」というマインドセットを持つ必要がある。

 

頼み事をする時のコツ

成功したいのであれば、頼み事が上手にならなければならない。

しかし、私たちは過去に頼み事をして、断られたり、嫌味を言われたりして、不快な経験を何度も味わって来た。

だから、いくら成功するために頼み事をしなければならないと言っても、心理的にすんなりえきるわけではない。

 

そこで、上手く頼み事をするコツを紹介する。

 

1. 人を選ぶ

頼み事をする時、一番大事なのは人を選ぶことだ。

私たちが頼み事をして不快な思いをしたのは、人選びに失敗したからである。

 

一番の注意点は、頼み事をする時、身近にいるからという理由で頼んではいけない。

なぜなら、身近な人にはあなたの成功の邪魔をするドリームキラーが多いからだ。

ドリームキラーについては、こちらの記事で詳しく解説している。

 

 

なので、協力してくれそうな人に頼むべきである。

また、問題が起きた時は、必ず経験者に頼もう。

たとえ快く協力してくれる人でも、その問題を経験したことが無い人だと、解決できないかもしれないからだ。

そうすると、協力者にも罪悪感を与えてしまい、申し訳ない。

 

2. 小さな事を頼む

頼み事をする時、いきなり大きな事を頼んでしまい、断られたという経験があるかもしれない。

いくら頼み事は「誰かに頼られて嬉しく感じる」という心理を刺激すると言っても、負担の方が大きく感じれば、断られるのも無理はない。

だから、頼み事をする時は、相手の負担にならない、小さな事から頼もう。

 

また、小さな事から頼む事には、引き受けてもらいやすいというメリットの他、継続して協力してもらいやすいというメリットもある。

これはコミットメントと一貫性という心理が働いたからである。

 

コミットメントと一貫性というのは、一度決定したり実行したりすると、それを貫くような行動を取るようになるという心理法則だ。

なので、頼み事をして、一回でも助ければ、「前にこの人を助けてやったから」という心理が働き、二回目以降も助けてもらいやすいのである。

 

コミットメントと一貫性については、こちらの記事で詳しく解説している。
 

 

 

なので、日ごろから小さな頼み事をして、大きな頼み事を引き受けてもらえる状態を作ろう。

 

「人に頼る」というマインドセットを持とう!

成功する人としない人の違いは、人を頼るか、自分で全部やるかである。

成功者は積極的に人に頼るが、成功しない人は何でも全部自分一人でやろうとする。

なので、成功したければ、上手に頼み事をするスキルを身に付けよう。

 

上手に頼み事をするコツは2つある。

1つ目は頼む人を選ぶ。

2つ目はまずは小さな頼み事をする。

このルールを守れば、多くの人からの協力を得ることができる。

 

例えば、本業なら上司や部下や取引先に、相談を持ち掛けたり、ちょっとした頼み事をすると良いだろう。

副業なら、ライターに簡単な記事を執筆をお願いするなどができる。

 

また、成功者に頼み事をしたいのであれば、おすすめなのが成功体験を話してもらうようお願いするのが良い。

なぜなら、成功者は自分の成功体験を他人に話したがる傾向にあるからだ。
 

 

今日から、他人に頼み事をして、あなたの協力者を増やして、成功を目指そう。

 

大成信一朗