国内エンジニア1,000人のキャリア調査 : 株式会社メイテック
<概要>
<就社・就職理由>
―現在の会社に就職した理由は「自分のやりたい仕事ができると思ったから」(46.2%)が最も高い。20代に限っては、「収入・給与を得るため」(34.0%)が最も高い。
―エンジニアの仕事に就いた理由は「専門知識・専門スキルを活かせるから」(39.9%)、「モノ作りが好きだったから」 (39.5%)、「興味のある分野の研究・開発を続けられるから」(39.0%)など、専門分野・モノ作りへの拘りが上位。
<プロ意識>
―エンジニアの仕事へのプロ意識は、30代になると急速に高まり、40代後半になると、多数が自分自身はプロフェッショナルだと感じている。
<今後身につけたいスキル>
―今後身につけたいスキルは、「英語」・「語学力」という回答が最も多かった。日本企業のグローバル化に対応するエンジニアの姿勢が伺える。
<エンジニア継続意向>
―現在勤めている会社にかかわらず、今後も「エンジニアの仕事を続けていきたい」と回答したエンジニアは8割に達している。年代別では、年代が高くなるほどその傾向が強くなるが、20代でも約7割が今後もエンジニアの仕事を続けたいと回答。
<会社軸、職業・職種軸によるエンジニアのタイプ分類>
―会社組織に属しながらも、職業・職種への拘りが強いエンジニアが55.9%と過半数以上を占め、 そのうち、会社と職業・職種両方の拘りが強い“両立型” (35.6%)が3割以上。特に電気・電子分野のエンジニアは“両立型”が約半数を占め、その傾向が強い。
また、年代別にみると、20代のエンジニアは会社や職業・職種への拘りが弱い“こだわりない型”が過半数を占める。
<グローバル化への関心・勤務意向>
―日本企業のグローバル化に対して半数が関心を示しているが、自ら海外で働きたいと回答した者は3割。ただし、20代では、海外で働いてみたいというエンジニアは過半数を超える。グローバル化に対しての関心は未婚者よりも、既婚者のほうが高いことがうかがえる。また、現在はあまり身に付いていないものの、海外勤務に必要なスキルとしては「語学力」「コミュニケーション力」という回答が多かった。
<日本の技術力に対する考え>
―今の日本の技術力は世界をリードしていると思うエンジニアは過半数を占めるが、将来もリードしていると回答した者は約3割。今後技術力が高まりそうな国については、インドを筆頭に中国・韓国が上位となった。
―エンジニアの7割が、日本の将来は“技術力・モノ作り”にかかっていると回答し、半数近くは日本社会の発展のために働きたいと回答。ただ、日本の将来について、明るいと回答した者は1割未満と強い危機感を持っている。

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エンジニアが30歳までに身につけておくべきこと/椎木 一夫

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