皆さまは『日本三奇』
という言葉を聞いたことがありますか?
これはその名の通り日本にある
3つの不思議なモノを指しています。
それらは
【誰が・何のために・どういった理由で】
存在するのかがわからない…
でも古くからそこに在る奇妙なモノたち。
本日はこの日本三奇に想いを
馳せてみたいと思います!!
【第一の奇/神竈(宮城県:御釡神社)】
御釡神社の境内に安置された4口の竈。
日本神話にて潮流を司る神
『シオツチノオジ』が、
海水を煮て製塩する方法を
人々に教えた際に
使用されたものと伝えられています。
この竈ではかねてより占いが行われており、
水の変色が吉事あるいは凶事の
前触れとされていました。
2011年3月11日の早朝、
普段は錆びのように赤褐色に濁っていた水が、
濁りのない澄んだ水に
変化していたと言います。
東日本大震災を予見していたのでしょうか…。
ちなみにこの竈はどんなに
日照りのときでも枯れず、
大雨や台風でも
水が溢れることがないそうです。
【第二の奇/石の宝殿(兵庫県:生石神社)】
岩山をくり抜いて作られた窪地に
位置する生石神社。
その神体となっているのは横約6.5m、
高さ約5.6m、奥行約7.5m、
重さ約500tの巨大な石造物です。
日本神話では大国主神と
少名毘古那神が石の宮殿を
一夜にして作っている最中、
突如起きた反乱の鎮圧に向かったため、
未完成に終わったと書かれています。
角ばった巨石の下には水が溜まっており、
まるで小さな池のよう。
そこに真っ黒な影が落ちることで、
巨石が地面から浮いているように
見えるのが特徴です。
別名「浮石」と呼ばれ、
一説では1,500年近く前からこの地に
存在した可能性があるとか…!
【第三の奇/天逆鉾(宮崎県:霧島東神社)】
日本神話においてイザナギとイザナミが
天逆鉾(天沼矛)を
大地に突き立ててかき回し、
鉾を引き抜いた際に滴った雫が、
最初の島『オノゴロ島』
になったとされています。
この鉾は
現在宮崎県・鹿児島県境の
高千穂峰山頂部に
突き刺さっていますが、
地上に突き出ている刃の部分は
火山の噴火で折れてしまったため、
レプリカ(折れた部分は噴火後に
回収されましたが、その後行方不明に)。
オリジナルの柄の部分は今も辛うじて
地中に残っています。
かつて坂本龍馬が妻との旅行の際に山頂で
引き抜いたという伝説があり、
そのことを姉へと伝えた手紙も現存しています。
鉾に彫られた不思議な顔が何とも言えません…。
以上が『日本三奇』の詳細になります!
いずれも日本神話と関連がある神聖な物でしたね~。
どれも物凄いパワーを持っていそうです!
各地へ旅行へ行かれた際は
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
なお、御神体の写真撮影は
禁止されていますので、
心に留めるよう目視でしっかり目に
焼き付けましょう!(*^▽^*)
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