先日、
韓国の音楽グループBTSが
活動休止するという
報道が
あって話題となりました。
実際はチームとしての
活動と並行して、
メンバーのソロ活動にも
力を入れていくらしく、
グループの活動自体は
継続するとのこと。
とはいえ、
韓国のみならず
世界中にファンを持つ
国際的な人気グループだけに、
今後の動向は大きく
注目されていくことでしょう。
BTSをはじめとする
K-POPは根強いファンが多く、
ソーシャルメディアを通じて
そのファン層は世界中に
広がっています。
K-POPの
ファンに特徴的なのは、
消費者ではなく参加者としての
スタンスに立っていることです。
例えば、
ファンがお金を出し合って
広告スペースを購入し、
推しの誕生日を祝う
メッセージを出す、
といったケースがここ数年で
増えています。
広告スペースといっても
町の小さな看板レベルの
話ではありません。
アメリカのタイムズスクエアの
巨大なディスプレイに、
推しの広告をドーンっと
出してしまったりするのです。
その広告のデザインもまた、
ファンが自ら手掛けていることが
ほとんど。
今やファンは作品を
受け取るだけでなく、
自らクリエイターとなって
「推し」を応援するように
なってきています。
このような積極的なファンの
スタンスは、
K-POP業界に留まらず、
様々なエンタメカルチャーの中で
増加しつつあります。
作品・商品を購入するだけでなく、
自ら生み出していく
ファンたちの登場は、
”個人の趣味の範疇”を
大きく超えて、
ビジネス・経済にも
新しい動きを生みだしているのです。
そんなファンたちの
活動によって生じる
新たな経済圏=
ファンダムエコノミーを
知るのにうってつけの本が
最近発売されました。
その名もずばり!
『ファンダムエコノミー入門』
(黒鳥社発行/プレジデント社発売)。
この本ではファンダム研究の
第一人者ヘンリー・ジェンキンズをはじめ、
認知科学者や中国エンタメに
精通するプロデューサー、
UXの専門家など、
様々な分野のエキスパートが
それぞれの視点から、
ファンダムエコノミーについて
分析しています。
NFT、メタバース、Web3など、
次世代のデジタル情報技術が
ファンダムエコノミーにどのような
影響を与えるのか、
最先端の知見も
得られる一冊です。
これからの
ビジネスのあり方について
知識を深めたい人、
デジタル情報技術の可能性に
ついて知りたい人、
ファンカルチャーやエンタメの
消費動向について知りたい人など、
色々な方にとって
タメになる本だと思います。
気になった方はぜひ
チェックしてみてくださいね!
新卒採用のご相談は
東京池袋トレンドイノベーションへ
お気軽にお問い合わせください。