夏の風物詩のひとつである、

甲子園での高校野球全国大会。

 

 

 

今年は新型コロナウイルスの

影響で中止となり、

代替大会が各県で開催されています。

 

 

 

そんな中、映画館では高校野球を

テーマにした作品が絶賛公開中です。

 

 

 

今回は口コミやSNSでじわじわと

話題を集めている映画

 

『アルプススタンドのはしの方』を

ご紹介します。

 

 

 

 

野球シーンはゼロ……なのにアツい!

 

高校野球がテーマと聞くと、

選手たちの激闘や、

 

 

その中で生まれる葛藤を描く

作品を想像するかもしれません。

 

 

しかし、この映画の舞台は

グラウンドではなくスタンド席。

 

 

 

試合を観戦する側にスポットを

当てて物語が展開されます。

 

 

 

主な登場人物は、夏の甲子園大会・

第一試合を観戦する

高校生たちです。

 

 

 

野球のルールを全く知らない

演劇部の女子2人、

 

 

 

野球部をドロップアウトした男子、

 

 

 

成績は優秀だけど

友だちがいない優等生。

 

 

 

観戦席のど真ん中で応援するノリに

入れない4人は、なんとな~く

 

「アルプススタンドのはしの方」へと

集まってきます。

 

 

 

最初は試合観戦もそこそこに、

雑談していた彼女たちでしたが、

 

それぞれの秘めた想いが

明らかになっていき……。

 

 

 

青春を思うように謳歌できないまま、

挫折や諦めを抱えて

観客席のはしっこに座る。

 

 

そんな4人が段々と変化していく

姿に胸が熱くなります。

 

 

 

作中、試合の様子が映像として

登場することはありません。

 

 

 

試合展開は登場人物のセリフや

リアクション、

ブラスバンド部の演奏、

 

観客の声援によって

表現されるのみ。

 

 

 

それでも臨場感はバツグンで、

 

観客席のドラマと試合展開が

絡み合っていく脚本も

お見事です。

 

 

 

ちなみに試合シーンを

撮影しないことには、

もう一つのメリットがあります。

 

 

それは、

映画の製作費を節約できること(笑)。

 

 

 

ロケ地がどう見ても甲子園では

なくどこかの地方球場っぽいのも、

 

 

 

低予算映画ならではの

チャーミングなポイントです。

 

 

 

 

知る人ぞ知る名作&名監督のタッグ!

 

『アルプススタンドのはしの方』は、

 

高校演劇が原作となっていることでも

話題の映画です。

 

 

 

正規部員が4人しかいなかったという

東播磨高校演劇部のために、

 

顧問の籔博晶先生が台本を執筆。

 

 

 

2017年の全国高等学校演劇大会で

上演したところ、最優秀賞を受賞し、

 

 

今なお全国の演劇部がリメイクに

挑むような傑作戯曲として

知られるようになりました。

 

 

 

WEB漫画サイト

「やわらかスピリッツ」での

コミカライズを経て、

 

この度の映画化に至ったという、

 

 

 

この経緯だけでも新たに

映画を一本作れてしまうような、

ユニークな来歴の作品なのです。

 

 

 

たとえ原作がよく出来ていても

、映画化する上で面白さが

損なわれてしまうのはよくあること。

 

 

 

特に、限られた舞台上で

表現する演劇を、

 

視覚的に表現できる幅が

広い映画へ置き換えるのは、

 

 

 

バランスが難しい作業だと

言われています。

 

 

 

今作でそんな難題に挑んだのが、

城定秀夫監督。

 

 

 

Vシネマやアダルトな作品が多いため

一般的な知名度はそれほどですが、

 

 

 

40代半ばで100タイトル以上を

手掛ける職人監督として、

 

映画ファンの間では

知られている存在です。

 

 

 

限られた条件の中で最適解を

導き出す職人の手腕は、

 

今作でもバッチリ

発揮されています。

 

 

 

コロナウイルスの影響で、

夏の甲子園のみならず、

 

様々なイベントや大会が中止・

延期を余儀なくされています。

 

 

「こんなご時世だからしょうがない」と

分かっていながら、

 

悔しい想いをしている人たちも

たくさんいるでしょう。

 

 

 

『アルプススタンドのはしの方』にも、

輝かしい青春を断念せざるを得ず、

 

 

 

「しょうがない」と

自身に言い聞かせている

登場人物たちが出てきます。

 

 

 

彼ら・彼女らの心境と、

今の私たちが抱えている想いには、

リンクする部分も多いはずです。

 

 

 

ブラスバンドの演奏や

観客の声援の迫力を

体感するには劇場で観るのが一番! 

 

 

 

感染対策をしっかりして、

映画館で観ることをオススメします!!

 

 

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