Twitterで最近「マッハ新書」という
電子書籍の出版スタイルが話題になった。
簡単に言うと「12時間以内に執筆して、
EPUBやPDF形式で電子書籍として個人販売してしまう」ムーブメントだ。
とにかく情報をまとめて形にするのを最優先にした販売形式なので、
誤字脱字や間違いはリリース後に購入者からの指摘を受け、
アップデートして修正することになっている。
編集・校正経験者として個人的に言いたいこともなくはないけど、
最新の技術的な知見を世に出すのであれば速いに越したことはないので、
内容的にマッハ新書に向いている題材は
どんどんリリースされればいいなと思っている。
ところで、
個人的にマッハ新書について面白く感じたのは、
「12時間以内に執筆」という
制限時間の設定だ。
1冊の書籍にするため文章を書くとなれば、
短くて数日、長くなると数カ月かかってもおかしくはない。
また、執筆に慣れていれば
「この内容なら、この期間で書ける」と体感でわかってくるが、
そうでない人は「一体いつになったら書きあげられるのだろう…」と
途方に暮れてしまうはずだ。
ただでさえアウトプットに慣れていないのに、
いつまで執筆を続ければいいのか目算が立たなければ、
書き始める前から尻込みしてしまう。
そこで、
マッハ新書の「12時間」という
時間制限が有効に働いてくる。
「この時間まで書いたらとりあえず終わり」というゴール設定を与えることで、
原稿作成に慣れていない人でも
「それならちょっと書いてみようかな」と参加しやすくなるのだ。
時間制限を持ちこむことでアウトプットしやすくしている仕組みとして、
音声配信アプリ「Radiotalk」の例も挙げてみよう。
Radiotalkはスマートフォンに声を吹き込むことで、
誰でも簡単に音声番組を配信できるアプリで、1回の収録で録音できるのは12分まで。
時間が来ると勝手に収録は終了し、
後から編集することはできないようになっている。
この「収録時間12分」という制限も、
アウトプットしやすくするためのゴール設定としてうまく機能している。
時間を決めずになんとなくしゃべりだしてしまうと、
話が脱線して収拾がつかなくなってしまったときに
終わらせどころがわからなくなってしまう。
逆に、数十分録音するつもりでいたのにいざ話してみたら
すぐにネタ切れしてしまった、ということも起こりうる。
しかし、12分という時間内で話す意識があれば、
話が反れたとしても取り返しがつかないほど脱線することはない。
また、12分くらいであれば、話すネタがないと思っていても思い付くままに
しゃべっているうちに時間を使い切れてしまう。
ここまで時間制限について書いてきたけれど、
例えばTwitterの1ツイート140字という文字数制限も、
アウトプットしやすさにつながる制限だろう。
もし一回の投稿で何万字も書けてしまったら、
Twitterもここまで普及するSNSにはならなかったはずだ。
自分が考えていることをアウトプットしようとすると、
どうしてもゴールを
「自分の思考をすべて出し切れたら終わり」に
設定してしまいがちだ。
だけど、漠然とした思考を明確な形のある文章や言葉に置き換えるとなると、
どうしても表現しつくすことができない。
結果として、頭の中にある「完成形」を追いかけて作り直すばかりで、
一向に完成しないという状況に陥ってしまう。
だから、
「とにかく終わらせること」は
アウトプットする上でとても重要なことだ。
「制限をかける」ことは、
クリエイティブを抑えつける
プレッシャーのように見なされてしまう場合もあるかもしれないが、
制限の仕方によっては新しいものを生み出す潤滑剤として
機能することもあるのだ。
ちなみにこの原稿も1記事1500字までと決まっているので、
ここで終了。
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