おはようございます。
WBC・WBA・WBO世界ウエルター級王座統一12回戦・・・2日(日本時間3日)アメリカ ネバダ州ラスベガス
5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(38歳 アメリカ)と6階級制覇王者マニー・パッキャオ(36歳 フィリピン)の試合。
判定でマニー・パッキャオの勝利に期待していましたが、メイウェザーが3-0の判定で勝利。
メイウェザーは3団体王座統一を果たし、戦績を48戦全勝(26KO)
世紀の決戦の雰囲気もあって、冷静に観れない部分もjohn-mmにはあったかもしれませんが、昨日のフロイド・メイウェザーとマ二ー・パッキャオの試合は見応えありましたね~
ハラハラドキドキ!
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元WBC世界スーパーライト級チャンピオン 現帝拳ジム代表 WOWOWエキサイトマッチの解説者としても活躍の浜田剛史さんが考えるオールタイムランキングでのパウンド・フォー・パウンドは・・・!?
1位 マービン・ハグラー(アメリカ)マーべラス(驚異的)と呼ばれた1980年代に君臨したスーパースター。元統一ミドル級王者 黄金の中量級の1人
身長175センチ、リーチ190センチ 世界戦13勝中12KO 魔術的なテクニックと破壊的な攻撃力を持った万能型のサウスポー。
本来は右利きのコンバーテッド・サウスポーでスイッチヒッター。
2位と3位の偉大な選手は説明の必要ないでしょう!?
2位 モハメド・アリ(アメリカ)
3位 マイク・タイソン(アメリカ)
4位 ウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ) スーパーバンタム級などで活躍、3階級制覇。バズーカの異名をとる重いパンチでKOを量産。プロ入り後35戦全てKO勝ち 世界戦17連続KO。
プエルトリカン・ステップ+絶妙且つねじるようなパワーパンチは正確性が高くて、タイミングを狂わせて織り込む強烈なパンチでダウンを量産。
しかもそのパンチがカウンターに対するカウンター。
5位 フロイド・メイウェザー
6位 シュガー・レイ・レナード(アメリカ)5階級制覇の五輪金メダリスト
黄金の中量級の1人。 天才的なスタイル、動体視力でかわすテクニック、回転の速い集中連打の先進的な選手で、その連打でトーマス・ハーンズやハグラーやデュランに勝利。
(1980年代の黄金の中量級の4人のうちの1人、5階級制覇のヒットマン トーマス・ハーンズ戦は観た事がありますが凄い試合でした)
7位 ロベルト・デュラン(パナマ)石の拳と言われたライト級を12度防衛、4階級制覇の野性児
黄金の中量級の1人。右のクロスカウンターと左ボデイブローを巧みに扱いボディワークも速くてとディフェンスもレベルが高い。強打の連続は相手にとって脅威。
歴代NO.1のライト級王者。
8位 アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)3階級制覇のニカラグアの貴公子。ルックスが良くて、178センチの長身からの強打は脅威的で、スマートなボクシングをベースにアップライトスタイルでコンビネーション、連打を放ってKOの山を築く。
9位 マニー・パッキャオ(フィリピン)
10位 アーロン・プライヤー(アメリカ)1982年史上初の4階級制覇をかけたアレクシス・アルゲリョを2度に渡って破ったパワフルな連打。クラウチング・スタイルで動き回って、相手のパンチを受けても驚異の連打を見せる。
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歴史的なスーパースターの試合などいくつか・・・
マービン・ハグラー対トーマス・ハーンズ(1985年、世界ミドル級タイトルマッチ)
ロベルト・デュラン KO集
シュガー・レイ・レナード対トーマス・ハーンズの1(1981年のWBA・WBC世界ウェルター級タイトル統一戦)
他
1996年マイク・タイソン対イベンダー・ホリフィールド
2001年バーナード・ホプキンス対フェリックス・トリニダート
2005年ディエゴ・コラレス対ホセ・ルイス・カスティーヨ
など・・・
他の印象に残った過去、現在の名試合、選手はたくさんこれらの記事も機会があったら書きたいです。
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このパウンド・フォー・パウンドで5位と9位にランクされているフロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの両者が試合を噂されてから5年越しで実現。
両者「ピークを過ぎた」などとも言われもしましたが歴史的な出来事でした!
とんでもないレベルの名選手同士の対戦とはこういうものなのか!?と思わせてくれた試合。
(昨日の試合を観て感じた両者の印象)
マニー・パッキャオ・・・2012年のライバル ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との4回目の対戦での衝撃のKO負け・・・
復帰して3戦をこなしてからの今回のメガマッチ。
五輪金メダリスト、プロでは6階級制覇、現在ゴールデンボーイ・プロモーションズ社長のオスカー・デラ・ホーヤが練習を観て「パッキャオは絶好調時の動きに戻っている」みたいなコメントをしたようで・・・
試合を観ると確かにパッキャオは全盛期の力をかなり取り戻していたかも!?
迫力、速さ、攻めあぐねた感もありましたが前に出る決断力も、ここ数試合の中では最も感じられました。
試合後、パッキャオは、3週間ほど前にトレーニングキャンプ中に右肩を負傷していた事を告白。
「ただ、試合の1週間前に肩がだんだんと良くなっていった」しかし、肩が第3ラウンドに痛み始めたとしたパッキャオ。
確かに右ジャブ、返しの右のフックなどが少なかった印象でしたが、4ラウンドでのメイウェザーの左のパンチを右のパアリング(パンチを片手で払う)から左ストレート一閃は素晴らしかった!
この試合の最も盛り上がったシーンだったかも!?
メイウェザーの懐に飛び込んで、強いショートの左右のパンチを放つ迫力、アイデアも良かった。
2段、3段と飛び込むステップからの左の強ストレートは、メイウェザーのダッキングなどで阻まれた(浜田剛史さんが鋭い指摘)・・・確かに少なかった残念。
しかし、パッキャオは出来はかなり良かったです!
フロイド・メイウェザー・・・メイウェザーも2012年のサウル・アルバレス戦と同じくらいの素晴らしい出来だった印象が・・・
やはり、そのディフェンスは最高峰で「打たせず打つ」瞬間的な動き出しの速さ、目の良さ、勘の良さはマニー・パッキャオに対しても存分に発揮されていた印象。
ノーモーションの右は相手がパッキャオだけに、いつもよりは的確とは言えなかったですが、それでも時折パッキャオを捉えるシーンもあって・・・ヒヤヒヤ(汗)
左ジャブもパッキャオに対して有効でした。
この右と左ジャブ+浜田剛史さんが指摘のダッキングが2段・3段のステップ・インからのパッキャオの左ストレートを阻んでいたかも!?
(対パッキャオ戦での他の選手の大多数はパッキャオの速く強い突進に下がる傾向が・・・そして攻撃をまともに受けてしまう。)
ロープやコーナーに詰まってパッキャオの猛烈な連打にも、がっちりと固めた左右のブロッキングがかなり有効・・・
メイウェザーの特別な防御技術であるL字ガードよりも、今回の試合では今までの試合でも時折見せていたブロッキングがパッキャオのパンチの有効性を消していた・・・。
ブロッキングは対パッキャオを想定して今回のトレーニング中でオプション的に更に高めたのか!?
ブロッキングの隙間からボディにももらっていたがメイウェザーのダメージは少なかったかも・・・!?
速さと技術・・・やはり史上最高レベル。
対するパッキャオは「パンチは効いていなかった」とコメントするようにダメージはないけれど、今回のメイウェザーはサウル・アルバレス戦と同じくらい速かった!+力強く見えました。
試合後、メイウェザーも「両腕、両手を負傷していた」事を告白。
john-mmも後半はメイウェザーのペースに思えたのも確か。
メイウェザー対パッキャオ(全ラウンド良い画質で観れます)
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メイウェザー「まず、神とファンの皆様に感謝したい。彼はすごいファイターだった。なぜ彼が頂点を極めたのかよく分かった。私は頭を使ってうまく戦った」
パッキャオ「私が勝ったと思っている。体格差はそれほど感じなかった」。今後については「まずは休みたい」
パッキャオの今後に期待。
リマッチも期待したい気も・・・少しありますが、この両者の動向に注目です。
パッキャオの名試合の数々
メイウェザーKO集
とても面白くボクシングの事が知れます。
前記の浜田剛史さんのパウンド・フォー・パウンドも載っています。
ボクシング最強は誰だ/ジョー小泉
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また書き込みます。