僕は、好きなミュージシャンや有名な人が亡くなったりした時に、SNSで追悼の言葉を発したりポエムのように語ったりする事が嫌いだ。
そういう事をする人も嫌いだ。
何故なら、そういう事をしている自分に酔っているだけなのではないかと思うから。
『こんな自分、どうすか?』のように。
本当に追悼をしたいなら、それは心の中だけでも十分なのだ。
でもまぁ多分ね、僕はひねくれているのだと思う。
ひねくれすぎて、誰かが素直な感情を表現している事さえ、自意識過剰のオ〇ニーに見えてしまうんだ。
若い頃の僕は、主にUKやUSの音楽が好きで、例えばブルースとかのルーツ音楽は退屈だと思ってた。
好きだったのは、まぁモグワイとか、ベックとか。
UKのベテランの人やバンドは、ブルースの要素を取り入れたりする事が少なからずあって、あんなにキラキラしててロマンに溢れてたストーンローゼズだって、『セカンドカミング』ではブルージーなリフをゴリゴリ弾いてた。
ブルースから派生してきた音楽であるロックミュージックは大好きで毎年フジロックに行っていたくせに、やっぱりブルースは好きじゃなかった。
何だか古臭い感じが、ちょっとね。アレだったね。うん。
そのフジロックには、毎年のようにキヨシローが出演してたっけ。
ほぼ毎年出演してるもんだから、正直言うとあまり特別感というか、プレミア感みたいなものを感じなくて、まぁ今回は観なくても良いか、来年でも良いか、というような気持ちだったんだよね。
でも、ある時突然キヨシローの病気がわかって、急に観たくなっちゃった。
だからCD(音源)もちゃんと聴いてさ。RCだったり、タイマーズだったり。
曲は知っていたけれど、改めてちゃんと聴いた時に、本当にカッケェぞと、すごく興奮したもんだ。
特に、タイマーズの"やりたい放題でありながらもちゃんと愛に溢れてる感じ"に、一発でやられた。
すぐ好きになっちゃった。ブルースも良いなって思った。
『もしも僕が偉くなったなら、偉くない人をバカにしたりしないさ!』
こんな事をストレートに歌ってる人を見たのは初めてだったな。
僕は今でもそうだけど未熟と言うか、ガキんちょのままだからすぐ影響されちゃうわけだよね。
それでキヨシローの体調も少し落ち着いて、またフジロックに来てくれるのかなと思ってたけれど、やっぱりダメだった。
それが2009年の今日。今日は忌野清志郎の亡くなった日。
これからもずっと聴くとか、フジロックを見守ってくれとか、そういう事は言わないしわからない。
きっと何かを思い出したりした時にだけ聴いて、自分勝手に思い出に浸るんじゃないかな。
でも、あのカッコよさに憧れる気持ちと、結局一度もステージを観なかった後悔の気持ちは、ずっと忘れられないんだろう。
さっきまで降ってた雨もやんだ。
こんな雨あがりの夜空に、自意識過剰になって感傷にひたってる。
こんな僕、どうすか?
まだまだキヨシローみたいにカッコ良くはなれないね。
夢を見させてくれてありがとー!
ありがとうございました。