辞典(かんし~かんし) | Short+α

Short+α

寝耳に水は一瞬にして目覚める反面、すぐに眠れる
寝耳に蚊は一瞬にして目覚める上に、退治しない限り眠れない

【観自在王院跡】(かんじざいおういんあと)
岩手県西磐井郡平泉町の毛越寺の東側にある寺院跡。藤原基衡の妻の建立と伝えられ、舞鶴が池を中心とする庭園を中心として、大阿弥陀堂・小阿弥陀堂などの遺構が残る。毛越寺は「もうえつじ」ではない。

 

【漢字三音考】(かんじさんおんこう)
日本語の音と、漢音、呉音、唐音の三音について論じた江戸中期の語学書で本居宣長が著した。本居宣長というと本書のような語学書や古事記伝をはじめとする歴史に関する著作が思い浮かぶが、この人の本業は医者である。

 

【寒蜆】(かんしじみ)
寒中にとれるシジミ。特に薬効があるとされる。シジミにしてみれば、体内に栄養を溜め込んで冬を越そうとしているところを人間に狩られるという情景になる。

 

【監視社会】(かんししゃかい)
他人のやることなすことケチを付ける人が求める社会。

 

【幹枝術】(かんしじゅつ)
生年月日の干支によってその人の運命を占う術。同年同月同日生まれなのに全然違う人生を歩んでいることの説明ができないではないかというツッコミはしてはならない。。

 

【監視哨】(かんししょう)
敵の動静を見張る場所。また、見張りをする兵。ロシアのウクライナ侵略においてドローンがこの役割を果たすことが証明された。

 

【漢字制限】(かんじせいげん)
学習上の負担や実用上の不便を減らすことを目的として、日常生活での漢字の字種や音訓を一定の範囲に限定すること。それによってかえって不便が増す。

 

【カンジダ症】(かんじだしょう)
カンジダという真菌の感染によって起こる病気で、口、外陰部、膣などの粘膜や、皮膚、消化管内に異常繁殖して、湿疹、皮疹、下痢、腹痛などを起こす。性的なことをしないから感染しないなどという甘い考えは通用しないはずだが、あまり無責任なことを書くと本職の医師にツッコミを喰らいそうなのでこれ以上は記さない。

 

【乾湿】(かんしつ)
空気などの乾きと湿り。晴天であるとという前提で、前者が夏、後者が冬というのが理想だが、少なくとも関東地方はそのような空想など通用しない。

 

【乾漆】(かんしつ)
漆を主原料とした粘土で、仏像をはじめとする塑像の素材として奈良時代に一大ブームを迎えた。なお、平安時代以降は塑像ではなく日用品に用いられるようになったので、仮に奈良時代から平安時代にかけてのドラマを作るとしたら、時代考証的にややこしくなるであろう物事の一つになる。

 

【寒室】(かんしつ)
寒い地方の植物を栽培するためなどにつくられた建物。実際に温室があることは多くの人が知っているであろうし、その逆の建物も理解できよう。ただし、温室育ちという比喩表現の逆になるかと言われると、それはまた別の話。

 

 

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