偉大なる皮肉・キャンドルナイト編 | Short+α

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○本日6月21日は「キャンドルナイトの日」として、室内照明をはじめとする電気を可能な限り使わず、キャンドルの灯りのもとで豊かな時間を過ごそうという日である。

 

○都内のいくつかのオフィスビルでも6月21日は残業せず、ビル内は可能な限り電気を切る予定であるという取り組みをするところがある。

 

○これによって理論上、都心のオフィスビルでも幻想的な光景が広がるはずである。

 

○ちなみに我々サラリーマンは夜間に灯りを灯して残業をすることで、夜景の幻想的な光景を彩る立場なので、今日ぐらいは幻想的な光景を楽しむ側になりたいという思いもある。

 

○なお、金曜日に残業をしないということで、オフィスビル近くの居酒屋が混雑することが想定される。幻想的な光景以前に酔っ払いがくだを巻く光景が広がる、はず。

 

○本当にキャンドルを楽しむとなると、たぶん目黒川のあたりでやっていそうな気がする。あのあたりは、いわゆる勝ち組のタワマン勢が集まっている。

 

○そうした勝ち組が目黒川沿いの公園や広場で夕方に遊んでいるのを横目にしつつ、猫背でトボトボと職場から駅まで歩いているのが私である。

 

○「職場は目黒川の近くで、花見の時期やクリスマスのイルミネーションが綺麗です」というのが職場アピールの一つであるし、若手社員は実際にその風景を楽しんでいるようであるが、私はそこまでできない。

 

○まあ、目黒川近くの喫茶店で目黒川を観ながらコーヒーを飲めばそれなりの風流を味わえようが、冷静に考えると目黒川の河辺を眺めても、特にこれと言ってなにかあるわけではない。

 

○キャンドルナイトということでキャンドルを灯している光景を見つめるのはアリではないかとなるが、目黒川のイルミネーションの代わりにキャンドルがある光景は、あまり考えづらい。

 

○と言いつつ、キャンドルナイトが当たり前になったら、名物イベントになっていそうな気もするが。

 

 

 

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