辞典(かんけ~かんこ) | Short+α

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札幌戦の敗戦が悔しくないと言えば嘘になるが、ここでブチ切れてリセットしたら、これまで何度も繰り返した失態の再現だ。

【還元地】(かんげんち)
一度開墾された耕地が再びもとの荒れ地に戻った土地で、このような土地になったことに対して憤慨する人はいるが、憤慨する人が自分自身で土地を耕すわけではない。

 

【還元鉄】(かんげんてつ)
酸化鉄や鉄塩を水素などで還元して作った灰黒色の粉末状の鉄。きわめて酸化されやすく、触媒や貧血症の薬に用いる。薬学部出身なわけでもなく、ましてや薬剤師資格を持っているわけでもない人間が勝手に飲ませようとする。

 

【還元糖】(かんげんとう)
ぶどう糖、果糖、麦芽糖など、分子内に遊離性のアルデヒド基やケトン基を保有し、還元性を示す糖類。一部の人にはこれでも化学式で記せるがために有害であるらしい。

 

【還元乳】(かんげんにゅう)
粉乳や無塩バターに水を加えて均質化して牛乳の状態に戻したもの。戦後の食糧難の時代に小学生生活を迎えた過去のある人にとっては脱脂粉乳がその一部だと言えば色々な思い出とともに語ってくれるはず。

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【還元漂白剤】(かんげんひょうはくざい)
還元作用によって物質を漂白する薬剤で、亜硫酸ガスや亜硫酸ナトリウムなどが該当するが、その名前でショッピングモールやドラッグストア、スーパーマーケット、ホームセンターで売っているわけではない。

 

【管弦舞楽】(かんげんぶがく)
舞楽で、演奏に管楽器と打楽器に加え、琵琶や箏などの弦楽器を加えた演出様式のこと。前回も書いたが、これもまた一種のオーケストラである。

 

【還元米】(かんげんまい)
政府の命令で自家用米を供出した農家に対しコメの不足する時期に政府から配給されるコメ。この仕組みをサラリーマンの税金にも適用できないものかと思ったが、冷静に考えてみれば年末調整と確定申告がそれである。

 

【還元利回り】(かんげんりまわり)
不動産投資における投資額に対する年間の賃料収入の割合。これに対して賃料収入から管理費や税金などの経費を除いた純収入をもとに計算する場合を実質利回りといい、その双方ともマンション投資を持ちかけてくる業者の物件では儲からないようになっている。

 

【寒暄を叙す】(かんけんをじょす)
時候のあいさつをする。日本の古い企業相手のビジネス文書ではこれを冒頭に記すのが礼儀とされているので、会話型AIに作らせると完璧な文書ができあがる。

 

【乾枯】(かんこ)
人の言説などが味わいに欠けること。理屈っぽいとか、上から目線であるとかの原因があるが、さらに原因をたどると、単に頭が悪い人間が間違ったことを言っているだけという結論に至る。

 

【乾湖】(かんこ)
湖水が蒸発または流出して干上がったエリア。雨期に浅い湖となるものもあり、特に台風や豪雨では下流の水害を食い止める貯水池となるので、下手に整地して利用すると危険である。

 

 

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