【関係データベース】(かんけいでーたべーす)
リレーショナルデータベースのこと。これが何であるかをITエンジニアに気軽に質問すると、おそろしく長い説明が返ってくるか、あるいは「要するに表のことだ」と返ってくるかのどちらかである。
【環形動物】(かんけいどうぶつ)
体形はひも状で多数の環節に分かれた、ミミズ、ゴカイ、ヒルなどの動物。共産主義国家が成立したらこれぐらいしかタンパク源として摂取できなくなる。
【環形彷徨】(かんけいほうこう)
リングワンデルンク。本人はまっすぐ歩いているつもりなのに地図に落とし込むと大きな円を描く足取りになってしまうという現象で、日本語版Wikipedia三大文学作品のうちの一つ八甲田雪中行軍遭難事件でのこの描写を読んだ後だとさすがにこの語を用いたボケネタなど描けなくなる。
【関係妄想】(かんけいもうそう)
自分に無関係な周囲の人々の会話や動作などを自分に関係づける妄想で、中学二年生に最盛期を迎え、以後はやや落ち着きを見せるものの、一生治癒することはない。
【感激】(かんげき)
強く心に感じて、気持ちが高ぶること。他者にこうであれと強要すればするほど、その高揚感は完全に喪失する。
【観劇】(かんげき)
演劇を観ること。一度でも自分のカネで実際に劇場に行くと、なんでこれに嵌まる人が多いのかを理解する。しかし、その経験がゼロであるならば理解は永遠に得られない。
【間隙】(かんげき)
物と物との空間的および時間的な隙間。攻める側から捉えると絶好のチャンスである。理論上は。
【間隙】(かんげき)
人間関係の隔たり。不和。これを無くそうとする試みが飲み会であったりバーベキューであったりするのだが、それに娯楽性を感じず、ただ時間を奪われているだけとしか感じない人間には通用しない。
【菅家後集】(かんけこうしゅう)
菅原道真の著した漢詩集。正式には「西府新詩」といい、菅原道真が大宰府へ流されてから作った四十六の詩を収録している。死の直前に紀長谷雄に贈ったものである。残念ながら、平安時代叢書第六集左大臣時平がアテにならない。
【緩下剤】(かんげざい)
比較的作用の緩やかな下剤で、医師や薬剤師の指示に従って服用するなら問題ないが、医学を専門的に学んだわけでない人間の思いつきで服用するとシャレにならない結果が待っている。
【勧化所】(かんげしょ)
寺院で御札や御影を出すところ。一見すると寺院内の休憩所に見えてしまうが、休憩のための建物ではない。