辞典(かんい~かんえ) | Short+α

Short+α

新作公開
https://amzn.to/446DlZF

【館員】(かんいん)
図書館や美術館など「館」とよばれる所に勤務する職員で、これになれたら楽だろうな何度と考えている人間に実情を教えると、絶句するか、実情のほうを否定する。

 

【姦淫罪】(かんいんざい)
個人の性的自由を侵害する犯罪の総称。強制猥褻罪、強姦罪、淫行勧誘罪などが含まれ、この犯罪で逮捕された者が冤罪でないことが判明しているなら、世論は犯人に対してこれ以上ない残酷な刑罰を求めるようになる。

 

【寒雨】(かんう)
寒々と降る冬の雨。これが鬱陶しいと感じたとしても、豪雪に苦しんでいる地域の人からすれば雨なだけまだマシである。

 

【換羽】(かんう)
鳥の羽毛が抜けかわること。通常は繁殖期のあと、全身の羽毛に一定の順序で起こり、新羽に押し出されて旧羽が抜ける。同様のことが我が逃避でも怒らないかと考える者は多いが、残念ながら抜けるだけで新しく生えてくれることはない。

 

【甘雨】(かんう)
ほどよいときに降って草木を潤し育てる雨で、ダムの貯水量が減ってきているというタイミングで、水害にならず、農作物にも全く影響を与えず、経済的損失が皆無であるというときに限り、雨に対してこのように感謝の感情を抱く。

 

【関羽】(かんう)
中国の三国時代の蜀(しょく)の武将で、他の例に漏れず、日本国では美少女化したキャラクターになっている。

 

【寒雲】(かんうん)
冬の寒々とした雲。朝起きて窓の外の様子がこうなっていて憂鬱に感じるというのはまだ甘い。真につらいのは、まだ朝になっていないのに出勤や通学で家を出なければならない者である。

 

【閑雲】(かんうん)
ゆったりと空に浮かぶ雲。転じて、自由であることの喩え。自分がそうであることと、他者のこれを認めることとを同格に扱わない人が自分の心情をリベラルだと言い出す。

 

【閑雲野鶴】(かんうんやかく)
何の束縛も受けないで伸び伸びと暮らす境遇の喩え。特に、俗世間を離れた悠々自適の生活で、当ブログの筆者がこのまま独身であり続け老後を迎えたときの唯一の希望的観測。

 

【冠纓】(かんえい)
冠(かんむり)のひも。烏帽子をはじめ、頭に何かを被ることを前提とし、何も被らないでいるのは下着姿になるに等しい恥ずかしさであった時代はおそらく、これにも性的興奮を覚える者がいたであろう。個人的には藤原頼通の烏帽子がとれた姿を妄想して興奮していた藤原実資。

 

【完泳】(かんえい)
目標の距離を泳ぎきること。あくまでも目標でありノルマではないが、この国の教育は目標をノルマと同一視して平然としているので、目標を押し付けるだけでなく、どうして目標達成できないのかと詰問するのが跋扈している。

 

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村