○ずっと「まだ若いから」という理由で後回しにされていたのに、いざ自分の順番が来たら「若い人にも機会を与えないと」という理由で素通りさせられる。
○真面目に働き、車も買わず、タバコも吸わず、遊ばず、懸命になって働いて奨学金を返してきたのに、今になって奨学金返済不要の話が出てくる。
○働きはじめてからほとんどと言って言いレベルで給料が上がってこなかったのに、今になって賃金アップをすべしという風潮が始まる。
○新卒採用時にどこを受けても履歴書を突き返されてきたのに、今になって正社員不足を訴える企業が続出している。
○上の世代を支えるためという名目で負担を引き受け続けてきたのに、自分が上の世代になったら、現在の上の世代の受けてきた恩恵をまっっっっったく受けることができない。
○毎月高い年金を徴収されているのに、その年金は自分のもとに戻ってこない。
○少子化問題をどうにかしなければならない当事者であるとの自覚はあるが、相手がいない。
○相手を拒否しているのではなく、全く見向かれもしない。同い年が結婚して、子供がいて、子供が成長しているのに、こちらは年齢とともに独身年数が増えるのみ。
○何で結婚しないのか、あるいはどうして結婚しなかったのかと言われても、その人に私と結婚していいという女性を紹介してくれと言うと黙り込む。
○一緒に出かけるとか、相手の女性の家に行くとか、あるいは女性を自宅に招くとかのイベントもまっっっったく体験したこともないのに、少子化云々を言われてもどうにもならない。
○少子化問題の話をする前に、まずは彼女のいる生活というものを体験させてくれと言っても、相手にされない。
○かといって、さんざん良い思いをしてきた人が老後二千万円問題に恐懼して私に言い寄ってきたとしても、素直に受け入れられるだろうかという思いはある。
○苦労談を聞かされても、その人が結婚して子供もいるとなると、それだけでも自分より恵まれているではないかとしか感じられない。
○結局、法に触れることをしておらず、群れに加わってもいないインセルというのが私なのだろう。

