辞典(かりか~かりき) | Short+α

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新しいアンパンに変わるときにそれまでの記憶を全て継承するのか否かの疑念に対するヒントは、たいやきが「毎日毎日僕らは鉄板の」と集合知を唱えていることにあるのではなかろうか。

【雁】(かりがね)
カモ科の鳥。後三年の役のほぼ唯一と言っていいエピソードに登場する。

 

【雁金五人男】(かりがねごにんおとこ)
元禄の頃に大坂を荒らした雁金文七を頭とする五人の無頼漢。また、これを劇化した浄瑠璃・歌舞伎の作品の総称。犯罪者が歴史に名を残すこと自体はやむをえないにしても、それをコンテンツとするのは納得できない民度の低さである。

 

【雁点】(かりがねてん)
漢文訓読で一文字だけ戻ることを示すのに用いる点。現在ではレ点を用いている。そうでないと特別な活字を用いなければならない。

 

【借株】(かりかぶ)
証券会社が顧客から信用取引による売り注文を受けて取引所で売り付けたのち、決済のために証券金融会社から借り受ける株券。それで儲かるという保証はどこにもないが、売買に伴う手数料収入は証券会社に入る。

 

【かりかり】(かりかり)
堅い物をかみ砕いたり引っかいたりするときの軽い音を表す語。堅いと言っても限度はある。少なくともあずきバーは除かれる。

 

【かりかり】(かりかり)
水分や脂肪分がなくて堅く、噛むと歯切れのいい様子。焼いてこのようにしたベーコンは美味で、この上に卵を落として作ったベーコンエッグをトーストの上に載せたのは至福の一品なのだが、この程度なのに「男子厨房に入らず」などと嘯いて台所に立ちもしない男はたまにいる。

 

【仮勘定】(かりかんじょう)
簿記において、勘定科目や金額が未確定の場合に暫定的に処理しておく勘定科目のこと。仮払金勘定や仮受金勘定などがこれにあたることはわかるのだが、具体的な内容が思いつくほど当ブログの筆者における会計学の知識は無い。

 

【借着】(かりぎ)
他人から衣服を借りて着ること。また、その衣服。どこの誰のことかは言わないが、勝手に盗んで着ることはこれに該当しない。

 

【仮議長】(かりぎちょう)
議長ならびに副議長がまだ決まっていない場合や支障のある場合に、臨時に議長を務める者。そのまま正式な議長になる割合は、誰も議長をやりたがらない、もしくは、その者が絶対的な権力を持っているというケースで激増する。

 

【狩衣】(かりぎぬ)
古代から中世にかけて公家が常用した略服。時代とともに武家社会における礼服となった。そのあたりは「平安時代叢書 第十七集 平家物語の時代 ~驕ル平家ハ久シカラズ~」を参照。

 


 

【狩衣姿】(かりぎぬすがた)
狩衣を着た姿で通常は烏帽子と指貫を伴う。前段に記したように当初は公家の略服であったのが武家の礼服となり、明治初期には宮中参内時の礼装ともなった。ただし、明治5年の太政官布告による洋装採用で宮中からは消え、現在では神職の常装として残っている。

 

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