【上つ方】(かみつかた)
うえの方。また、画面構成で視聴者から見て右側。ウルトラマンがスペシウム光線を放つとき、右側にいるウルトラマンが左側にいる怪獣に光線を放っている光景を思い浮かべることが多いことを考えていただければ理解できるであろう。
【上つ方】(かみつかた)
身分の高い人々。上流階級。これに対する憎しみはあるが、憎しみを持つ当事者がこの中に入れるなら、あるいは当事者が現在のこれよりも上に立てるなら、その人はいっさい文句を言わない。
【上つ方】(かみつかた)
京都で御所に近い方。京都人ヒエラルキーの頂点。
【噛み付く】(かみつく)
歯で食いつく。犬が人間にこうしているのを見たら犬を害獣と感じるが、噛み付かれている人が留守宅に勝手に入り込んできた泥棒であった場合は犬が噛んでくれたことを感謝すべきである。
【噛み付く】(かみつく)
激しい態度で相手に迫る。野党の得意技。なお、野党自自身の失態についてはいっさい認めず隠匿する。
【上毛野】(かみつけの)
上野国、現在の群馬県の古称。このように呼ばれていた頃の推計人口はおよそ一〇万人。少ないと思うかも知れないが、これでも、大和、常陸、陸奥、肥後に次ぐ第五位の人口である。
【紙土】(かみつち)
粘土や砂に和紙を混ぜて粘り強さをもたせた土で、鋳型の内部をはじめとする工作に用いる。
【紙包み】(かみづつみ)
紙で包んだもの、また、紙で包んであること。これが菓子であるならどうと言うことはない。次の段と違って。
【紙包み】(かみづつみ)
紙で包んだ金銭。御代官様の好物。
【神集い】(かみつどい)
神々が集まること。陰暦十月に神々が出雲大社に集まること。俳句の季語でもある。十月なのだから秋なのだろうと思うかも知れないが、この語は冬の季語である。
【髪綱】(かみづな)
頭髪をより合わせて作った綱。朝の枕を見るとこの材料がたくさん落ちている。