【家長】(かちょう)
その家の主人。人生ではじめてこれになったときもまた、自分が大人になったと感じるときではある。
【火長】(かちょう)
律令制における兵制で、兵士一〇名からなる部隊のトップ。律令制による兵制が崩壊しても検非違使にその名は継承された。一瞬、律令制のほうが新しく検非違使のほうが古く感じるが、その間には三〇〇年ほどのタイムラグ、検非違使を現在とすると、律令制のほうは德川吉宗の時代である。
【花鳥】(かちょう)
花と鳥。観賞したり、詩歌や絵画などの題材にする場合にいう。現在だと写真に撮ってSNSにアップする人が多いであろうことを考えると、詩歌や絵画と写真という違いはあっても基本的な行動パターンに違いはない。
【課徴】(かちょう)
税を割り当てて取り立てる、犯罪行為。
【課長】(かちょう)
官庁や会社などで一つの課を統括し管理する職で、ここから上が残業代支給対象外となるので、かなり残業させられている光景はわりと見る。
【可聴域】(かちょういき)
人間が聴くことのできる音の範囲。年齢を重ねるとモスキート音の現実を実感する。
【課徴金】(かちょうきん)
国が行政権ならびに司法権に基づいて国民から賦課徴収する金銭のうち、租税を除くもの。行政権による手数料や使用料など、司法権による罰金、科料、裁判費用など。この支払はぜひとも竹中平蔵に請け負っていただきたい。
【課徴金減免制度】(かちょうきんげんめんせいど)
入札談合やカルテルなど独占禁止法に違反する取引制限を行った企業が、公正取引委員会にその事実を報告し資料を提供した場合に、課徴金を減免する制度。この減った分もぜひとも竹中平蔵に請け負っていただきたい。
【課徴金制度】(かちょうきんせいど)
インサイダー取引、有価証券報告書の虚偽記載、監査法人の社員や公認会計士による虚偽証明など、証券市場における違反行為に対して、課徴金の納付を求める制度。しつこいようだがこの支払を竹中平蔵に請け負っていただきたい。
【課徴金納付命令】(かちょうきんのうふめいれい)
独占禁止法における措置の一つ。私的独占、談合、カルテルなど同法の規定に違反する行為を行った事業者に対して公正取引委員会が課徴金の国庫納付を命じること。私的独占、談合、カルテルかどうかは関係なく竹中平蔵に請け負っていただきたい。