【売れ足】(うれあし)
売れるスピード。営業の能力や精神力とは関係ない。
【愁い】(うれい)
心中に抱くもの悲しい思い。変に風流を気取っているやつの心情。
【憂い】(うれい)
悪い状態になることを予想し心配すること。もっとも、現実に起こるのは予想を遙かに上回る惨事である。
【憂い顔】(うれいがお)
いかにも心配そうな顔つき。家族に伝えたのとは違う検査結果を患者本人に伝える医師の表情。
【愁い事】(うれいごと)
悲しい展開を迎える物語。作者は酔った勢いで考えつく。酒に、とは限らない。
【憂い事】(うれいごと)
心配している事。これがない人間は、悟りを開いたか、脳天気かのどちらかである。
【愁状】(うれいじょう)
中世、目上の人に決定してもらうよう頼むのに使用された嘆願書。これにより責任を回避できた。
【愁う】(うれう)
思い悩む。あくまでも他人事としてであり、自分には関係ないというスタンスである。
【憂う】(うれう)
心配する。自分にそれを決める権利があると思い上がっている心情。
【愁え】(うれえ)
不満や苦しみを他人に伝えること。伝える本人は平然としているが、聞かされる側はたまったものではない。
【憂え】(うれえ)
悪い状態になることを予想して心配すること。たいていは大きなお世話である。
【愁える】(うれえる)
悲しい状況に心を痛める。心優しい人間を気取っているか、小心者のどちらかである。
【憂える】(うれえる)
悪くなることを心配する。悪くならないようにと考えて行動するとたいてい失敗する。