Tree Top台湾ライブ at TAV Cafeの3日目 | Tree Topの魔女たち

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JR大久保駅前にあるちょっとだけスピリチュアルな喫茶店Tree Topに集まる魔女たちのブログです。

日々、なんだかんだとございまして、どんどん鮮度が落ちるトピックでございますが、負けじとコツコツを重ねてまいります。

どうぞ、お付き合いのほどを…

 

えー、今回の台湾ライブ…サラがマンボウヤのリフォームで台湾へチョロチョロ通っているのを見て、下村御大がある日「おっちゃんも台湾、行きたい…」と呟かれたのがきっかけで、具現化してまいりました。

行きたい…とおっしゃいますので、何かあてでもお持ちかと思いましたが、お聞きいたしますのに、海外に出るのが初めて とのことでございまして、このあたり B型気質かと妙に納得した次第でございます。

 

準備は、パスポートの申請用紙から始まりました。

航空会社の選別およびチケットの取り方、補助のお願いの仕方…とにかく 台湾桃園国際空港の出口から出てきていただければ そこからは引き受けられますので、なんとかそこまで頑張っていただきました。

 

ピーチでお越しいただいたのでございますが、ご存知のように死ぬほど空港の中を歩かされますので、御大には車いす補助を受けていただきました。

ピーチのサービス、これは絶賛でございました。

あすみちゃんの報告によりますと、関空第2ターミナルでギターを預けたカウンターのすぐ後ろで車いすとお兄さんが待ち受けておりまして、そのまま飛行機のタラップの下まで誰よりも早く送り届けてくれたのだそうでございます。

桃園でも 降りたらすぐ車いすのお迎えが待っていて、入国審査でさえスペシャルゲートからツルツルとスピード通過で、お迎えに行ったサラたちの予想を大きく上回る早期の受け取りとなりました。

 

お昼頃のホテル着だったので その日のランチはウナギ…夜は、台湾海鮮居酒屋で、あすみ待望の「小籠包」が味わえず…

ってことで、翌朝、朝早くから小籠包を食べさせる四海豆漿大王にご案内申し上げました。

 

 

小籠包を味わった御大のご質問は…「このレベルの味は 一般にどこでも食べられるものなのか?」

美味しかった ということなのでございましょう。

御大はサイドで 中華パンサンドを、あすみは中華おにぎりを 召し上がられ ご満悦でございました。

 

さて、御大のご質問の回答でございますが、こちらの小籠包は庶民の味…非常に流行っているお店なので 庶民レベルの中でも美味しいお店なのでございましょうが、一般的に「どこどこのカレーが美味しい」と言った感じの表現でございます。

もう少し高級なレストランで出される小籠包は、こちらのものより皮が薄く ビジュアルから上品でございます。

ま、お値段もそれなりでございますので、そこは喫茶店のカレーとホテルのカレーって差とご理解くだされませ。

 

 

昨年、冬が到来する頃に、下村家で家族として愛されていた2匹のイタチ(正確にはフェレットでございますが)の片割れが 天に召されていきました。

後を追うように、1月20日 残されたもう一匹「よもぎ」も天寿を全うし、下村家は一瞬 灯が消えたように喪に包まれておりました。

台湾ライブの話が進んでいる頃 並行して「よもぎ」の病状を危惧していた下村家では、御大とあすみは台湾へ、朱美奥様は「よもぎ」に付き添ってお留守番 と予定していたのですが、「よもぎ」が台湾ライブを待たずに旅立ってしまったので、これはきっとよもぎがお母さんを台湾へ行かせてやろうと気を使ってくれたのに違いない…と 出発の数日前 御大は大慌てでチケットを探しまくり、御大&あすみ到着から遅れること1日 2月11日のキャセイで朱美奥様を台湾でお迎えできることになりました。

 

サラは、岡本さんのライブが始まっている時間なので 空港へはいけません。

で、ここはあすみがお迎えにいくことになりました。

小籠包を食べている間に、台北駅からバスに乗って、到着ロビーで出迎え、一緒にバスに乗ってホテルに戻ってくるルートを 図解で説明いたしました。

 

そして、隣のパン屋でコーヒーを飲んだ後、御大はタクシーでホテルへ、サラは台北駅のバス乗り場まであすみを送って、岡本さんのライブが始まるTAV Cafeへと向かいました。

 

 

TAV Cafeは、台北国際芸術村のビルの1階にございます。

このビルの構造上、TAV Cafeは2つのスペースでカフェを営業しております。

前夜、岡本さんがライブをしたのは、台北駅向きのスペースでしたが、そちらの方は、カーテンで仕切られた大きなホールが併設されております。

このホールは、台北国際芸術村の管理となっており、使用する場合はビルに使用料を払って使います。

11日のお昼は、そちらのホールで宮崎県の友好交流会が行われており、同じスペースでにライブをするのはムリってことで、もう一つある税務署向きのスペースで岡本さんのライブをすることになりました。

 

 

こちらのスペースは、正方形っていうイメージです。

 

 

前日に引き続き、Rickyさんが音響などサポートしてくれました。

 

 

お客様も土曜日とあってか たくさんお越しいただきました。

 

 

岡本さんの演奏が始まると、皆さま 耳を傾けてお聞きいただいている様子…

 

 

その中には、グレートはるみ奥様の台湾時代のご友人も居られました。

実に、8年ぶりの再会だそうでございます。

そして、岡本さんの唄をお聞きになるのは 初めてとのこと。

 

 

もちろん、初めましての皆さまが大勢おられる という条件下では、自動的に岡本さんの自己紹介が発動いたします。

 

 

オーナーのEvaさんの通訳で 岡本さんの「自己紹介」を披露したところ、国を超えて大変ウケました。

おお、あなたの方がハンサム!などという嬉しいお言葉をいただき、「昔 ヨン様、今、どちら様」のネタも国際化いたしましてございます。

 

 

台湾在住の日本人の皆さまもたくさん お越しいただいていたようで、少々懐かしい曲もリクエストをいただきました。

 

 

下の画像、ちょっと「あれ?」って思われる方も居られるかと存じます。

実は、岡本さん、弟さんが居られます。

半導体を扱う会社を早期退職されて、現在は台湾の新竹で教授をなさっておられます。

台北でライブ の情報をお聞きになられて 約1時間半かけて 会いに来てくださったそうでございます。

岡本さん仕様の黒縁の眼鏡をわざわざご購入になり、髭まではやされて この日に臨んだのだそうでございます。

 

 

メガネを少しあげて 携帯の画面をみる角度や、話した後の笑い方など そっくりでございました。

 

 

この日のお昼のライブでは、Rickyさん スティールギターのソロでございました。

Rickyさんのお友だちや生徒さんもお越しになって ライブを楽しんでくださいました。

 

 

途中、マイクの不調など若干のトラブルはございましたが、Rickyさんが楽しいおしゃべりで乗り切ってくださいました。

 

 

後半、お客様からのリクエストで シクラメンのかほり を岡本さんが歌われました。

終わった瞬間、リクエストをいただいたお客様から「いいなぁ、素晴らしい!布施明よりうまいっ!」なんて 絶賛いただいたりいたしました。

 

 

オーストラリア人のデザイナーの女性からも褒めていただき、「もう1曲 歌ってくれたら、お茶をごちそうするわ」なんて嬉しいリクエストもいただきました。

その後も リクエストをどんどんいただいたのですが、あまり時間をオーバーしてもお店にご迷惑ですので、いいところで打ち切らせていただきました。

本当に皆さまに喜んでいただけて、嬉しい限りでございます。

 

 

一旦 マンボウヤに戻って 夕方、再びのTAV Cafe…

Evaがブルガリアで買って来たというカップで カフェラテをいただきました。

 

 

夜のライブは、台北駅側に戻って 音響セットとサウンドチェックをいたしました。

サウンドチェックであすみがピアノを弾き始めた時、カウンターの中では、マネージャーのアラベットが思わず目を見張り、「おおっ!」

 

 

実を申しますと、この日、ぜひ 聞いてほしいと思ってお招きしていた方が居られたのですが、行きますというお返事はいただいたものの、結局 姿は現れず字までございました。

ちょっとがっかりいたしましたが、その分、アラベットがかなり真剣になって録画しているのをみて、手ごたえを感じたりいたしました。

 

アジアウケするあすみ…なかなかの反応でございました。

 

 

この日のRickyさんは、台湾在住日本人シンガーと、台湾人の生徒さんご夫妻と共に ハワイアンのアンサンブル演奏をしてくださいました。

唄が入ると、やはり厚みが出るものでございます。

 

 

シンガーさま、後で伺ったお話ですが、前日 急遽 Rickyさんからお誘いを受けたそうでございまして、なんだか事情がよくわからずにおこしいただいたのだそうでございます。

 

 

Ricky一門のダンサーズも出て、楽しいステージになりました。

 

 

Rickyさんの生徒さんのコウさんも歌われました。

少し恥ずかしそうなのが、またいい感じでございました。

 

 

そして、下村御大でございます。

なんとか台湾の皆さまにわかっていただこうと MCもお考えになられたのでございましょう。

PPAPなど取り入れられ、オリジナルの駅舎のご説明をされておられました。

「Old man, Old station…o n~ … Old life… エキシャ」ってな感じでございます。

 

 

お客様の反応は…そりゃもう、皆さま、下村ワールドに惹き込まれ、唄の凄さにおしゃべりなど忘れてしまうほどでございました。

 

 

わが心のジョージアやFly me to the moon など 皆さまがご存知の唄はなおさらのこと…

 

 

日本語で歌うご自身のオリジナルが 言葉の通じない海外で通用するのか…下村御大はそれを見てみたかったのでございますが、結果は満足のいくものだったと思われます。

 

で、記念撮影でございます。

 

 

朱美奥様を交えて、打ち上げ晩ごはんは二馬食堂。

岡本さんの「都会の部屋」進出案、著作権の実態など ミュージシャンならではの踏み込んだ話題も お話できました。

傍で聞いていたトールの呟き…「俺、今、スゴイとこにおるねんなぁ」

 

 

ってわけで、台北 中山北路の夜は更けていったのでございます。