あの世の経済事情の話 | Tree Topの魔女たち

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JR大久保駅前にあるちょっとだけスピリチュアルな喫茶店Tree Topに集まる魔女たちのブログです。

今日は特に何もイベントがないので、、先日、沖縄で買ってきてもらったお土産の話をいたします。

これ、「うちかび」と言います。

「打ち紙」と書いて、うちかび…



拡大すると紙面はこんなエンボスがついています。



何するものかというと、これはあの世へ送るお金なのです。

これを焼くと あの世に届くと言われています。


同じ習慣は中国や韓国にもあります。

たぶん、大陸から渡ってきた文化なのです。


サラは以前、香港のスーパーでこんなお金を見つけて買ってきました。

お参りグッズのコーナーに お線香なんかと一緒に並んでいたのです。

冥府銀行と書いてあります。

香港人のお友だちに聞くと、これは現代版なのだそうです。



トラディショナルなタイプはこっちです。

何気にうちカビと似ています。

ティッシュのような黄色い紙でできています。



易では、この黄色に意味があるのです。

黄色い色の属性は「土」で、八卦では「坤」、大地を表す卦となります。

まぁ、それはともかく…なんであの世にお金を送るのでしょう?


サラの好きな森田健氏は、中国で生まれ変わりの村の取材をして 調査結果をまとめた「生まれ変わりの村」という本を出しています。

あの世の記憶を持った人たちのインタビュー集です。


彼らによると、あの世でも 仕事はあるそうです。

あの世というからには 死後の世界です。

死んでいるのだから、生きるために仕事をしているわけではありません。

仕事をしたいと思って しているのです。

ごはんもあるそうです。

でも、死んでいるのだから、生きるために食べるわけではありません。

食べなくても 死ぬことはありませんから、食べることを楽しんで食べているのです。

仕事にはいろんな仕事があります。

畑仕事やものづくりや…レストランやケーキ屋さんもあるそうです。

商売があるのだから、お金もあります。

仕事をした人たちは お金をもらいます。

だけど、ある時 突然にお金が現れることもあるのだそうです。

それは、この世から 先にあの世へ行った人宛に送金した場合です。

それがうちかびや紙銭なのです。

あの世の人たちは、送られてきたお金を使って おまんじゅうやケーキを買って食べるのだそうです。

洋服を買うこともあるそうです。


だけど、どれも「生きるため」ではなくて「楽しむため」です。

あの世はとても豊かなところだと思いませんか?


この世には、いろいろとしがらみや事情があったりします。

そのことに一生懸命になりすぎて、あの世の人のように「好きで働く」ことから 遠いところに行ってしまうこともあります。

どうでしょう?

豊かなあの世に行った時、どんな仕事をしたいでしょう?

そんな風に働けば、ひょっとしたらこの世にいても、あの世のように豊かになるかもしれません。

そしたら、今度はあの世の人が送金してくれるかもしれません。

だってね、宇宙は循環しているのです。

あの世に送ったお金が一方通行では 偏ってしまいますから…


Tree Topのちっちゃいフリーマーケット 明日までです。

昨日、新しいものをまたちょいと出してみました。

そして、明日の夜は「今夜はフォークで乾杯!」です。

19:30~ どなた様も 楽器を持ってご自由にご参加ください。

No Charge(Tree Topで1オーダーはお願いしております)