意地悪な子供っているよね。まるで物語に出てくるような・・・。
あまりにもお決まりなので本人はわかってやっているのかどうか疑う。
というか本とか読んだことあるのか・・・とか。
でもいるんだよね。
小学校低学年のとき
でもその子ものすごい早く本を読む子だった。早口でね。
優秀だったのだろうけれど
これが意地悪な感じの悪い子だった。目は細めでつり上がりそのくせ顔全体は平たくて髪は真ん中で分けて二つに結んでいたと思う。
額の広さと平らさが目につく。
そして賢かったのだろう。凄い早さで本を読めた。といっても一瞬で読む速読というわけではありませんが。
ヒロエちゃんは賢かった。賢かったけど意地悪だった。
私はあまり気にも留めなかった。でも私がそう思うようになったのはある出来事のせい。
私はあまり人に話を合わせるということのない子供だった。あまり空気を読もうとしないマイペースな子供。それでいいと思う。今も。
でも集団で生活する小学校は違ったのかもしれない。昭和中期だし!
ある日何気なく机の後ろと前で話していた。
私はどこか自分の世界に入っていたかもしれない。
前に座っているチョロっぽい男の子が何か話しかけたと思ったがたいした返事ができなかった私を捕まえて
隣に座っているヒロエちゃんに向かってこう言った。
「なんで○○さん(つまりヒロエちゃん)が△△さん(つまり私)のことが嫌いかわかった。」唐突に放たれたその言葉。
・・・「へ?ヒロエちゃんが私を嫌い・・?」
あっけにとられてぼう然とする私、嫌いという言葉をまともに向けられたことがある人はどのくらいいるかしら?
ヒロエちゃんはそれを聞いて否定するどころか平らな顔の中の鼻と口を曲げながらうんうん頷いたのだった。
私はショックで返す言葉もなく胃のあたりが縮こまる感覚と痛みを感じてただ萎縮した。
思いがけない「嫌い」という言葉。
私はヒロエちゃんと仲がいいわけではなく、友達とまでもいえない。私も特に好きではない。でも嫌いということもない。
ヒロエちゃんは私が嫌い・・・
どう受け止めていいものやら、ショックだというしかないが、ヒロエちゃんはその男の子にいうくらい私を意識していたということか。
といっても、この情景・・・
人というもののめんどくささは小学校から始まっている。
続く