2~3日前にテレビで言ってたのですが、パースの住居用賃貸物件の平均家賃が週A$560だそうです。


日本円に換算すると週47,000円(為替レート1ドル=84円)、一ヶ月を4週間とすると月188,000円!!


ちょっと驚いてしまいました。これだけ出せば東京でも都内中心部まで通える範囲で、そこそこの物件が借りられますよね。もちろん東京の場所にもよりますが、都内で普通のマンションを購入したとしても月々の返済金額だってここまでではないのでは?と思いますが。


ここはパースであって、東京ではないのでびっくりしました。


ま、もちろんこの金額は平均であって、全ての物件がこの家賃ではありませんが、要はかなり高い物件がゴロゴロしているということなんでしょう。


オーストラリアの中でも西オーストラリアは資源産業がひどく好景気で、それに伴ってパースの物価の上昇率はすごいです。去年シドニーに行った時も、パースより全然安く感じたのはパースがそれだけ物価が高いからなんでしょうね。


資源産業は海外からの需要が高く(特に中国)、殆ど言い値で取引されてるような話も聞きますから、オーストラリアとしてはいい話なんでしょう。ただし、恩恵を受けているのは資源産業に関わっている人たちのみなので、不公平感が否めないのも事実。資源産業に従事している人達がかなり高給取りなので、平均給与も上げてしまっているわけで。賃貸物件を借りるにしても新しく家を購入するにしても、資源産業の人たちをターゲットにしているところが多いので、それ以外の産業に関わって生計を立てている人には手が届かないという状況になっています。


昔はパースと言えば、大きくも小さくもない街で、何もないところだけどのんびりしてて物価は高くないわりに生活の質が高く、暮らしやすい街と言われていましたが、少なくともここ最近は違うと思います。


3年前に私が来た時も、パースって安いって聞いてたのに、東京と全然変わらない、というより選択肢が少ない分東京より高い!!と思いました。


パース出身のオージーに聞くと、ここ10年くらいで様変わりした、とのこと。


よくネットのニュースを見ていると、暮らしやすい街ランキングとかにオーストラリアの都市が多くランキングされていますが、個人的には??という感じです。何を基準に調査したかによるんでしょうけれど。


オーストラリアの他の都市の状況は良く分かりませんが、少なくともパースは安いところではありません!!