生意気アレクトー/第1章 scene1 | 風景回廊scenicGALLERY~独断と偏見による視覚的美意識の創造と考察

風景回廊scenicGALLERY~独断と偏見による視覚的美意識の創造と考察

低音に我が身ユダネル日々在りき(笑)
創作活動の記録
なんとなく のほほん・・て、感じッス。

namaiki alecto 

第1章 scene1

真夜中の とある マンションの屋上
影が2つ
1人は、黒と緑が特徴の可愛らしい服を着た少女
大きな面のようなものを着け 顔は見えない
もう1人は、布一枚を巻いたような古代文化から
抜け出てきたような出で立ち
頭には、4匹の蛇

{98D3086D-2BE7-4A22-B171-4132F803A21D}


蛇の女「随分と よどんだ気があるなぁ。
まぁ、人間がいる場所で よどまない場所なんて
ないかw(クククク)」
面 の少女「…」
{FDB5BB2F-A2E1-4A35-B60F-72B336AF7F71}

蛇の女「しかし、ヤツらに繋がると 厄介だからな。」
面の少女「ローマ神達…」
蛇の女「まぁ、他にも な。身内にも敵は多い。
クロッシング・ポイントが繋がっちまう前に よどみの元を正さないとな」
面の少女「ハメ外さないでよね、アレクトー」
アレクトーと呼ばれた女「ははは、そんときゃお前 止めろよ。C.D」
C.Dと呼ばれた少女「めんどくさい。…」
{3C10BE3E-D771-4EB2-86CE-CC40F58624DB}

アレクトーの頭の蛇達が 困った顔をしている。
C.Dは面を少しだけ横にずらし、ゆっくりと立ち上がる。
アレクトーは、背中から光輝く腕のような翼を広げ
自らとC.Dを その翼で包んでいく。

一瞬大きく輝くと、2人は消え 静かな夜の街に戻っていた。

scene1 完

この物語は、フィクションです。