こんにちは!
3月11日ですね。
私の父親の誕生日です。
あ、本当ですけど冗談です笑
それはさておき、
東日本大震災が起きた日ですね。
私は福島県郡山市で被災しました。
今でも鮮明にあの時のことは覚えています。
まだ行方不明の方は2000人以上いて
避難されている方も多くいらっしゃって
福島第一原発の廃炉は始まったばかり。
関西に越してしまった今では
震災のことを振り返ることは少ないですが
東日本大震災の被災や復興は
まだ続いているんですね。
心よりお見舞い申し上げます。
実際被災した身として
また、物理を学んでいた立場として
なにかできることはないかな?
と考えた結果、
今日は放射能物質について
書いてみたいと思います。
放射能は目に見えない。
だからみんな必要以上に怖がったり
過敏になったりするのだと思います。
間違った認識を持ったまま
怖がっている人が多いと思います。
確かに怖いものですが
正しい知識を持ったうえで
気をつければ必要以上に不安になる
ものではないと思っています。
めちゃくちゃ分かりやすく
放射能物質の基本知識を
書いてみようと思いますので
参考になれば嬉しいです。
そもそも放射能物質ってなに?
放射線を放出する能力のある物質(原子)です。
これらの原子は普通の原子と違って
中の構成物質のバランスが悪いため
放射線を出して安定になろうとする
働きがあります。
放射性同位体と言います。
原発事故で出てきた主な放射性同位体は
セシウム、ヨウ素、ストロンチウムです。
普通のセシウム、ヨウ素、ストロンチウムも
あるんですが、
バランスの悪いセシウム、ヨウ素、ストロンチウムは放射線を出す性質があるということです。
バランスの悪い原子が出す放射線は
エネルギーが高いので
細胞などを傷つけます。
それで人体に悪影響が出るのです。
危険な放射性同位体
原発事故で出てきた主な放射性同位体は
セシウム、ヨウ素、ストロンチウム
と書きました。
一番聞いたことあるのはセシウムだと思います。
ではこの中で人間にとって特に危険なものは?
答えはヨウ素とストロンチウムです。
なぜかというと、
ヨウ素もストロンチウムも
人体に必要な元素なので
普通のヨウ素・ストロンチウムと間違って
体に取り込んでしまう可能性が高いからです。
ヨウ素は主に甲状腺に
ストロンチウムは主に骨に
取り込まれます。
ここに放射性同位体が取り込まれると
体内で放射性同位体の放射線が
放出され続けることになります。
内部被ばくと言うやつです。
これが一番怖いのです。
日常生活においては
ヨウ素、ストロンチウムに汚染された
食品を食べることが
内部被ばくの
リスクが高いと考えられます。
一方、セシウムは
体内には取り込まれても
半永久的に蓄積されません。
100〜200日で体外に排出されます。
ヨウ素、ストロンチウムと比べて
内部被ばくの日数は低いです。
しかし、食品からではなくて
空気中に飛散した放射性元素を吸い込んで
肺に溜めてしまっても
内部被ばくになります。
このためマスクを使った対策が必要だったのです。
吸い込むリスクは
セシウム、ヨウ素、ストロンチウム
全ての元素で有り得ます。
なぜ、セシウムばかり注目されるのか
人体への影響が高い
ヨウ素、ストロンチウムについては
ほとんど報道されず、
いつも話題に上がるのはセシウムですよね。
これは量と測りやすさの問題です。
ちなみに、原発事故で放出された放射性同位体は
多い順に
ヨウ素>セシウム>ストロンチウム
です。
放射性同位体はいずれ壊れて別の元素になり
安定化します。
それまでの間に放射線を出しますが
安定したら放射線を出しません。
放射性同位体ヨウ素は放射線をだして
壊れて安定化するまでの時間が
かなり短いです。
始めの放射性同位体ヨウ素が100個あったとして
それが半分の50個になるまでの時間
(半減期といいます)は
わずか8日です。
原発事故があってから
食品として人体に取り込まれる前に
だいたいの放射性ヨウ素は安定化してしまっています。
もう放射能物質ではなくなっているのです。
沢山放出はされるけど
すごいスピードで減っていくので
そこまで問題にならなかったと
思っています。
一方、ストロンチウムは放射線をだして
壊れて安定化するまでの時間が
かなり長いです。
半減期は約29年です。平成一個ぶんです。
こんなに長いということは
長期にわたって危険にさらされると
いうことですが
何で注目されていないかというと
量が少ないのと
測りにくいから。です。
ええ!?って感じですが。
放射性同位体ストロンチウムが出す
放射線はベータ線という電子から出来てる
放射線なのですが
これを測るのが科学的に結構難しい。
測るのが難しいから
どれくらいあるのか確証がない…
だから報道されない。
ということです。
ストロンチウムは
測りづらいから無視しててもいいの?
と思って私も色々調べました。
ストロンチウムはセシウム、ヨウ素と比べて
かなり揮発しにくいため
原発事故から発散した絶対量が
少ないと見ています。
原発事故直後の原子の流出量調査では
ストロンチウムは触れられていませんでした。
やっぱり量の問題で、
大気中のストロンチウムに対しては
そこまで気にしなくていいと思います。
ちょっと気をつけたいのは
海に流出したストロンチウムですね。。
今でも福島第一原発からは
放射能汚染水が出ていますが
その中にはストロンチウムが含まれてるはずです。
一刻も早く汚染水の流出が
止められることを願っています。
セシウムの場合。
実は放射性同位体セシウムは2種類あって、
半減期も2種類。2年と30年です。
ちょっと煩雑になってしまうのですが
計算上は3年で半分くらいの線量になる
と言われています。
放射性同位体セシウムが出す放射線は
ガンマ線という電磁波です。
これはとっても測りやすくて
よく聞くガイガーカウンターで測れます。
テレビでよく見るハンディタイプの、あれです。
とても測りやすいので
報道もしやすいのです。
量、測りやすさでセシウムが主役級の扱いですが
放射能の威力は時が経つと下がります。
上で3年で半分くらいの線量になると
紹介したので、8年経った今では
事故直後のおおよそ1/8くらいになってると
推測できます。
加えて除染も進んでいるので
福島でもかなり線量は下がっていると
考えられます。
日常生活で気をつけること
やっぱり食べない、吸い込まない
に限ると思いますが
過敏になり過ぎるのもNGだと思います。
今となっては
飛散量が減っているので
吸い込むほうよりも
食べる方を気をつけたいですね。
野菜などはきちんと洗って食べれば
万が一放射能物質が付いていても水で流れるので
大丈夫ですよ。
上にも書きましたが、
個人的に気をつけたいのは
海産物です。
海に流出したストロンチウムが蓄積された
海産物を食べると内部被ばくのリスクが
大きくなります。
しかし、海はつながっているので
現時点でどこの海までストロンチウムが
検出されるのかは分かりません。
今の技術では放射性同位体ストロンチウムの
検出に1ヶ月くらいかかりますが
分析方法はいろんな機関や企業が
頑張って開発しているので
今後の技術進歩に期待したいです。
また、セシウムが検出されてれば
ストロンチウムも混在している可能性が高いので
セシウムを指標にしているという
話もあるそうです。
流出量を考えれば、間違っていないと思います。
なので、
放射線チェックがしてある海産物を選ぶ
ということは大事だと思います。
日本で流通している福島・宮城の食品は
放射線チェックがされているので
安心して食べられます。
チェックされてても抵抗があるという方を
たまに見ますが…
放射能物質は天然にも存在します。
関西などは土壌にラドンという放射能物質が
多く含まれるので
むしろ福島よりも放射線量が多い地域もあります。
福島宮城以外の農作物や海産物に
放射能物質が含まれることは大いにあります。
でも、検査はされずに出荷されます。
検査されてる福島宮城の食品のほうが
安全だと思うのは私だけですかね?
原発事故がなくても被ばくはしてる
そうなんです。
天然にある放射線物質、
宇宙から降り注ぐ放射線。
もしくは医療用放射線。
私たちは日頃から常に被ばくしてるんです。
日本人の1年間の被ばく量は2.4ミリシーベルトです。
でもこれって世界的にみると
低い値なんですよ。
もっと天然の放射線が高い地域は
いっぱいあります。
放射能物質があるからダメ、
ではなくて
原発から出た放射能物質の正体を
正しく知って予防したいですね!
超簡単放射能物質講座、
いかがでしたか?
え、難しかった?
やっぱり目に見えないものは説明が難しいですね。
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