※カバー画像には「名探偵コナンカードゲーム公式Ⅹアカウント」のポストに用いられていた画像を使用しています。
今回は『名探偵コナン』に登場する『4番サード』のライバル「稲尾一久」の再現選手です。
※『名探偵コナン』登場回の再現であり『4番サード』の再現ではありません!
※この記事には『名探偵コナン(43巻FILE10~44巻FILE3)』および『4番サード』のネタバレが含まれていますのでご注意ください。
※主人公「長島茂雄」の再現選手はこちら↓
『4番サード』「稲尾一久」とは?
『4番サード』とは『名探偵コナン』の作者でもある青山剛昌氏が『週刊少年サンデー』で不定期連載していたファンタジー性の強い野球漫画。主人公はベーブ・ルースのバットを持つ高校2年生の「長島茂雄」。そして甲子園決勝戦で立ちはだかるライバルが沢村栄治のグローブを持つ「稲尾一久」。どちらもポケットにお金を入れておくとバット/グラブが絶大なパワーをもたらしてくれる設定だが、財閥の御曹司である稲尾は5千万円が入金されている口座のキャッシュカードを見せ、一般家庭の長島に圧倒的な差を見せつける。
『名探偵コナン』での登場回
長島と稲尾は『4番サード』での激闘から1年後『名探偵コナン』の「甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い」(単行本:43巻FILE.10~44巻FILE.3、アニメ第383話)で再び相まみえることに。この試合は『4番サード』とは異なり、ファンタジー性が抑えられたリアルな野球描写が印象的。
[本事件前後の話]
本事件収録の1巻前である第42巻には、黒の組織の一員であるベルモットが毛利蘭たちが通う帝丹高校の新出校医に変装していたことや彼女が母親であるはずのシャロン・ビンヤードと同一人物であることが判明した「二元ミステリー」が収録。一方、本事件(甲子園の事件)が解決する第44巻には怪盗キッドが空中を闊歩するマジック(トリック?)を披露する話が収録。長島や稲尾が登場した甲子園での事件はその辺りの話。
[本事件(甲子園の事件)のあらすじ]
ある日、服部平次と幼馴染の遠山和葉は夏休みにコナン君や毛利蘭を大阪に招待するためのスケジュールの確認と観光先の相談のため、毛利探偵事務所を訪れる。しかし甲子園決勝を見せたいと考える服部と宝塚を一緒に観賞したいと考える和葉は、決勝戦と公演日が重なることからどちらを訪れるか言い争いに。そこで毛利小五郎が推理対決を行うことを提案。結果、一同は夏休みに甲子園を訪れることとなった。
そして甲子園決勝戦は「4番サードの長島茂雄を擁する港南高校」対「エース稲尾一久率いる大金高校」と3大会連続同じ顔合わせ。両校は熱い戦いを繰り広げていたが、その裏では事件が発生。観客席にいた服部達の近くに落ちていた携帯電話が鳴り、服部がその電話に出ると相手(本事件の犯人)は「三回、六回、九回が終了した時点で、甲子園のどこかに置いた私の居場所の手がかりを記した携帯電話を鳴らす。電話を全て集め、試合終了までに私を見つけることができたらお前の勝ち」と告げる。その後の二回裏終了時、甲子園近くの運輸会社で爆弾による火災が発生したことにより服部達は「犯人は甲子園を爆破して観客と心中するつもりだ」と推理。野球に詳しい服部がメインとなり事件を解決に導いていく。
稲尾一久の作中での活躍
・『4番サード』の甲子園決勝で沢村栄治のグラブは破れているため、この試合では特殊な野球道具は用いていないはず。
選手能力・パワナンバー
上記の活躍をもとに再現選手を作成。変化球構成については『名探偵コナン』の描写だけでは分からなかったため『4番サード』の描写も参考に。緑特能は「速球中心、積極走塁、積極守備」。
パワナンバー:11900 20829 49270
■プロフィール
誕生日:公式的な設定がないため、稲尾和久さんと同じ日に設定。
■基礎能力
球速:具体的な球速が分かる描写はないが、稲尾が登場する43巻の発売日は2003年10月18日、甲子園の事件がアニメ化されたのは2004年12月20日。この付近の年の甲子園での最速を野球ニュースサイト「BASEBALLKING」の記事で確認すると...2001年夏に寺原隼人選手(日南学園)が154キロ、2005年夏に辻内崇伸選手(大阪桐蔭)が152キロを計測している。したがって、速球で打者を圧倒していた稲尾の球速も近い値に設定するのが妥当と判断。
コントロール:制球は良くも悪くもなさそうなため、このくらいが妥当と判断。
スタミナ:高校生でスタミナをB以上にはできないと判断。
変化球:十回裏の長島の打席でスライダーを投げているように見える。また『4番サード』でも変化球を投じている。この時対峙していた長島は「カーブ」と言っているが明らかにアウトコースor真ん中から右打者の長島の内角に曲がってきているため機動的にはシュート系のボール。しかしこれは長島が「曲がっているボール=カーブしている球=カーブ」という意味合いで言ったと受け取れば整合性は取れるため、今回はキレも考慮してHシュートに。
■特殊能力
対ピンチB:得点圏にランナーがいる場面では必ずゼロに抑えているため(九回裏、十回裏)。
奪三振:10奪三振以上記録していると思われる。
フライボールピッチャー:長島から二度被弾。
打たれ強さ:同点ホームランを打たれた後の二者連続死球(九回裏)を表現することを考えるとEでもいいかもしれないが、その後の打者から三振を奪っているため無理にランクを下げる必要はないと判断。
■野手能力
打撃能力:三回表や九回表の描写からそれなりにパワーはあると判断。しかし描写上の記録としては1安打のみのためミートはFにとどめた。「逆境○」はランニングホームラン(九回表)がビハインドの場面であったことから。
走塁能力:ランニングホームランを記録(九回表)しているため、走力S+「走塁A」に。さらにホーム突入時に捕手が落球していることから「ホーム突入」を付与。
守備能力:ベンチに入りそうな打球をダイビング捕球(六回裏)した描写から高校生としては高く設定。
■その他
成長タイプ:普通
以上『名探偵コナン』に登場する稲尾の再現でした。
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