今回はパワプロ2024-2025でねむり猫さんのペナント企画「ドリームペナント」に参加させていただいた感想です。
この記事の内容はねむり猫さんに確認・了承をいただいています。
1.自分の参加チーム
自分の参加チームは「豊縁[開]リボーンズ」と「丹鉄カーボンズ」です。リボーンズは他のチームで活躍できなかった選手や戦力外となった選手を積極的に獲得して再起・復活させる「再生」がテーマのチームで元々平均年齢が高いチームです。一方のカーボンズは「マガポケ」で連載中のプロ野球漫画『ドラハチ』で主人公の黒金八郎が所属する球団で若手の多いチームにしています。自分としてはリボーンズで選手の入れ替わりを楽しみ、カーボンズで新人や若手の成長を楽しめるといいなと思い応募させていただきました。
ちなみにセパの通算成績は
・セ:669勝641敗34引分、勝率.511
・パ:641勝669敗34引分、勝率.489
で、セ・リーグが勝ち越しました。
[オールスター投票]
セ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・ナムコ:22名(9.8%)
・阪京:46名(20.5%)←最多
・九州火ノ酉:34名(15.2%)
・豊縁[開]:20名(8.9%)
・群馬ヤマナカ:25名(11.2%)
・シベリア:17名(7.6%)
・NEBURA:26名(11.6%)
・新浜:34名(15.2%)
柳井選手と倉井戸選手がリボーンズ移籍後に得票3位以上に。移籍選手が活躍してくれた証拠でもあるので、チームコンセプト的に良かったなと思います。
セ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・丹鉄:29名(11.8%)
・栃木:32名(13.1%)
・幌宵列島苫羅:21名(8.6%)
・伊勢湾:29名(11.8%)
・VBP:21名(8.6%)
・奈良鴻池:26名(10.6%)
・インフィニット:40名(16.3%)
・唐津:47名(19.2%)←最多
カーボンズとしては土門や紫谷など主力の出場も嬉しいですが、喜住や林園など若手が選出されたのも良かったと感じます。
[月間MVP]
セ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・ナムコ:8名(9.5%)
・阪京:14名(16.7%)
・九州火ノ酉:25名(29.8%)←最多
・豊縁[開]:2名(2.4%)
・群馬ヤマナカ:10名(11.9%)
・シベリア:8名(9.5%)
・NEBULA:9名(10.7%)
・新浜:8名(9.5%)
チームごとにバラつきがかなりありますが、中でもリボーンズは7年間で月間MVPがたった2名と悲しい結果でした...。
パ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・丹鉄:8名(9.5%)
・栃木:8名(9.5%)
・幌宵列島苫羅:2名(2.4%)
・伊勢湾:8名(9.5%)
・VBP:17名(20.2%)
・奈良鴻池:8名(9.5%)
・インフィニット:13名(15.5%)
・唐津:20名(23.8%)←最多
カーボンズは平均すると1年に1人は受賞した計算になるため、まずまずの結果だと思います。
[タイトル受賞者]
セ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・ナムコ:19名(17.9%)
・阪京:25名(23.6%)←最多
・九州火ノ酉:8名(7.5%)
・豊縁[開]:2名(1.9%)
・群馬ヤマナカ:10名(9.4%)
・シベリア:8名(7.5%)
・NEBULA:20名(18.9%)
・新浜:14名(13.2%)
リボーンズは7年間で2名と月間MVPと同じく残念な結果に。
パ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・丹鉄:3名(2.8%)
・栃木:22名(20.6%)
・幌宵列島苫羅:8名(7.5%)
・伊勢湾:4名(3.7%)
・VBP:26名(24.3%)
・奈良鴻池:5名(4.7%)
・インフィニット:27名(25.2%)←最多
・唐津:12名(11.2%)
カーボンズも寂しい結果でしたが、6年目に能力衰退が進んだ古原が首位打者を獲得したのは驚きでした。
[ベストナイン]
セ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・ナムコ:11名(17.5%)
・阪京:13名(20.6%)←最多
・九州火ノ酉:8名(12.7%)
・豊縁[開]:1名(1.6%)
・群馬ヤマナカ:9名(14.3%)
・シベリア:5名(7.9%)
・NEBULA:9名(14.3%)
・新浜:7名(11.1%)
リボーンズは7年間でたった1名という結果に。元栃木の柳井選手がいなければ危うく受賞者ゼロになるところでした💦
パ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・丹鉄:7名(10.0%)
・栃木:14名(20.0%)←最多タイ
・幌宵列島苫羅:5名(7.1%)
・伊勢湾:7名(10.0%)
・VBP:8名(11.4%)
・奈良鴻池:3名(4.3%)
・インフィニット:12名(17.1%)
・唐津:14名(20.0%)←最多タイ
カーボンズは7名とまずまず。土門は1年目の一塁手での受賞を含めて4年連続の選出でした。
[ゴールデングラブ]
セ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・ナムコ:4名(6.3%)
・阪京:6名(9.5%)
・九州火ノ酉:2名(3.2%)
・豊縁[開]:9名(14.3%)
・群馬ヤマナカ:11名(17.5%)
・シベリア:13名(20.6%)←最多
・NEBULA:7名(11.1%)
・新浜:11名(17.5%)
リボーンズは9名となかなかの結果。熱海と鎌倉が頑張ってくれました。オリジナルチームのサードには守備能力の高い選手が少ないのでGG的には狙い目のポジションだと感じます。
パ・リーグ内訳 ※( )内は全体に占める割合
・丹鉄:2名(3.2%)
・栃木:3名(4.8%)
・幌宵列島苫羅:3名(4.8%)
・伊勢湾:9名(14.3%)
・VBP:11名(17.5%)
・奈良鴻池:11名(17.5%)
・インフィニット:9名(14.3%)
・唐津:15名(23.8%)←最多
カーボンズは2名と少し寂しい結果に。
3.移籍してきた選手の活躍
ドリームペナントでは元々の所属選手の活躍もさることながら、移籍選手の活躍にも助けられました。これらの選手の作成者の方への感謝も込めて2名ずつではありますが、他球団から自チームへ移籍した選手の7年目終了時点の能力を紹介させていただきます。
[柳井 賢治]栃木→開
企画4年目の契約更改で栃木を自由契約になった柳井選手を開が獲得。移籍1年目となる企画5年目にはベストナインに選出される活躍でした。最終年では打率3割、2桁本塁打を達成するなどリードだけでなく打撃面でも大きく貢献してくれました。
[倉井戸 明王]幌宵列島苫羅→開
企画3年目の開幕前に幌宵列島苫羅からトレードで開に。最終年こそ目立った活躍ができなかったものの移籍1年目の企画3年目から3割5分の打率を残す活躍をしてくれました。
[髙垣 瑞季]唐津→丹鉄
3年目の7月にトレードで丹鉄に。1年目のオフに守護神のヘドワースを失っていた丹鉄にとってありがたい存在でした。
[雨宮チハル]VBP→幌宵→群馬ヤマナカ→丹鉄
4年目オフの現役ドラフトで群馬ヤマナカから丹鉄へ移籍。元々はVBP所属のようです。特段目立った活躍ということではないですが、成績を見る限り代打や代走等でチームを支えてくれていたのだろうと思います。
4.全体の感想や次回に向けて
多いので項目を分けて書かせていただきます。
[企画実施の流れ(特にチーム募集)について]
今回、ねむり猫さんは参加チームの募集を開始してから操作チームであるナムコスターズの調整を行っていました。これによって十分な調整期間を確保することができず、最初からナムコスターズがリーグ連覇を果たしてしまう結果を招いたと思います・・・が、問題は操作チームの調整がうまくいかなかったことだけではないと自分は考えています。
特に問題なのは、参加チームの募集を締め切る前に参加の打診をしている点です。ねむり猫さんとしては「応募が少なかったらどうしよう」「早く定数分の応募を確保して安心したい」という気持ちがあってそうしたのだと思いますが、これは余計なトラブルを招く可能性があるので、次回からはやめた方がいいと思います。例えば、ねむり猫さんが締め切りの前にAさんに対して「応募してくれませんか?」と打診したとします。そしてAさんはねむり猫さんの役に立てばと思ってチームを応募するとします。しかし、応募締め切り直前でいくつかの応募があったことにより応募数が定数を越えたとします。そして色々試した結果、Aさんが応募してくれたチームを除外すると最もセ・パ両リーグのバランスが取れることが分かったとします。その場合、ねむり猫さんからAさんに対して応募してほしいとお願いしたのに「やっぱりチームは採用できません」とは言いづらいですよね。まぁ本当にそうなればAさんにはそう言うしかないんですけど。もちろん、それで「あなたが応募してくれって言ったのに!」と怒る方はいないと信じたいところですが、そういうトラブルに発展しないとは限りませんし、トラブルにならなかったとしてもAさんが少し不愉快な気持ちになるくらいの可能性は十分考えられます。そうしたことを避けるために、募集と参加の打診を並行して行うことは避けるのが得策だと思います。
また、募集期間と参加打診期間を分けるのは参加チームの強さのバランスを取る上でのメリットもあります。例えば、募集期間に6チームの応募があったと仮定し、比較的強めのチームが多かったとします。その場合、募集締め切り後の相互フォローの方々への打診で「現在強めのチームの応募が多いので、強めのチームを応募していただけませんか?」とお願いすれば、比較的強さが近いチームを集めやすくなります。この際に参加チーム決定の際の選択肢を増やすことを考えれば、複数のチームを提供いただければGOODです。
なので次回以降は「普通にチームを募集する期間」と「ねむり猫さんから参加を打診する期間」を分けてチームを募ることをお勧めします。以下に(画像が小さくて恐縮ですが)まとめてみましたので参考にしてみてください。

[更新頻度について]
コンスタントに更新をしてくださったので、間延びしたり飽きたりすることなく楽しませていただきました。ありがとうございました。
[記事の分け方について]
オールスタ前(あるいは終了後)で区切ると新外国人の獲得期限や月間MVPの発表のタイミング的に切りが悪くなってブログにまとめにくいと思いますので、今回の形式(7月末を前半・8月以降を後半)はねむり猫さんにとってまとめやすくて良かったと思います。
一方で、参加者の方が
「開幕~交流戦前後」「オールスター前後」「8~9」月で分けていただけると読者が楽しめると思います
という意見を寄せてくださっていたと思います。
そして自分はこの意見もよく分かります。どういうことか補足(意見をくださった方の考えを推測)させていただくと、ドリームペナントのように「開幕~7月末」と「8月以降」という分け方をした場合、以下のとおり8月1日時点で各チームの残ゲーム差は45ゲーム前後となります。すなわち、全143試合のうちの約3分の2は消化されているということであり、場合によってはこの時点である程度優勝争いやCS進出の結果が分かるような状態になっている可能性もあります。
一方、交流戦終了後で区切った場合の残ゲーム差は以下のとおり75以上あり、その時点でまだ全143試合の約半分あります。これなら仮にゲーム差が開いていたとしてもまだ半分あるので、この時点ではペナントレースの結果は読めません。
よって、いきなり「前半」と称して7月末までの結果を見せるより、交流戦前後でも区切った方が参加者が「どんな結果になるんだろう?」と楽しめる機会が1回増えるのではないかという意味で意見を寄せてくださったのだと思います。
一方、前半の記事に4・5・6・7月の約4か月、後半の記事に8・9月の約2か月の結果を載せる区切り方は確かにレギュラーシーズンの進捗度的にはバランスが悪いと感じるかもしれませんが、記事のボリューム的にはバランスが取れていると感じます。むしろ後半の記事には日本シリーズの結果やタイトル・ベストナインの情報を載せるため、約2か月分の結果しかない後半の方が内容は豊富かもしれません。ですので、自分としてはまた次回ねむり猫さんが企画を実施される場合、今回のドリームペナントの記事の区切り方のままでいいと思います。
ただし、仮に交流戦の情報が詳細に確認できる仕様が追加されれば交流戦後・・・というより6月末で区切るのもいいかなと思います。現在の仕様だと交流戦の首位打者とかMVPは分かりませんが、もしも交流戦中の詳細な個人成績を確認できるようになれば交流戦のタイトル等もブログに載せられますので、その場合は今回寄せていただいた意見を参考にされることをお勧めします。
また、その場合は「前半~6月末」「7月」「8月以降」の3つに分けることになると思いますが、このままだと真ん中の「交流戦終了後~7月末」のボリュームが薄くなってしまいます。無論、各記事のボリュームを均等にしないといけないわけではないですが、「交流戦終了後~7月末」にドラフトの新人や新外国人選手の明らかとなった能力を掲載すれば内容が薄くなることを防げると思います。まとめるとこんな感じでしょうか↓
[ナムコスターズの強さについて]
先ほど[企画実施の流れについて]や、この後の[各チームの強さのバランスの取り方について]にも関係してくることですが、シンナムコスターズをNPB球団と同程度の強さ(選手がほぼ全員18歳なので、もっと言えば成長を見越してNPB球団と混ぜて最下位争いをする程度)に調整してから参加チームを募集するという順序で進められたらベストだったと思います。
[各チームの強さのバランスの取り方について]
自分はあまり気にしませんが、毎年同じチームが優勝したり同一チームが下位に沈むと企画の面白さが損なわれると考える方もいると思います。今回、ねむり猫さんもご自身のチームを含めて全体的なバランスについて反省点があったとのことですが、自分なりに対応策を考えてみましたので記載します。
※例えばナムコスターズをかなり強くして「10年間で打倒ナムコスターズを果たすチームは現れるのか!?」みたいな企画をやるなら話は別です。あくまでも今回のドリームペナントのように一定の範囲内の強さのチームで企画を実施する場合を想定しての改善策だと捉えてください。
1.参加球団を1リーグ6球団、計12球団に絞る
基本的に参加チームが増えるほど戦力の均衡を保つのは難しいです。今回のセ・リーグの参加チームで考えてみましょう。表を再掲すると7年間で最も勝率が高かったのは阪京で勝率0.550、最も低かったのは豊縁[開]で勝率0.426、その差は0.124です。
仮にこの2チームがなくなった場合、勝率5位の九州火ノ酉と7位のシベリアの差は0.073です。
もちろん、阪京と開を抜いた状態で7年間試合をしたら各チームの勝率はまた変わりますが、首位と最下位のゲーム差は8球団の際と比べて縮まる可能性は高いです。よって、戦力のバランスを取ることを考えれば1リーグ6球団でペナントレースを実施することは有効な手段と言えます。
また、戦力均衡とは関係ありませんが、採用チームが減ればドラフト選手や新外国人を紹介する手間も少し減り、労力が減ればペナントを10シーズン実施するという目標の達成にも近づくはずです。
多くの方やチームに参加していただき企画を盛大に実施したい気持ちも理解できますが、12球団での実施を選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。
2.選手特性アイテムの使用
これはねむり猫さんにも内容をご確認いただいた前回のパワプロ2022でのペナントの感想記事および今回のドリームペナント実施前にもご提案させていただいた案です。これを導入されなかった理由として、もしかしたらねむり猫さんの中で「アイテムを使ったチームが強くなりすぎてしまったらどうしよう」という懸念があったかもしれません。もしもそういった懸念があったのであれば、一気に投手と野手のアイテム使用を解禁するのではなく、1度最下位になったら投手のみ、2度目に最下位になったら野手も・・・というように、投手と野手で分けて解禁するといいんじゃないかと思います。
3.「最下位脱出請負人」の導入
簡単に言えばチーム力を底上げしてくれる選手(以下、最下位脱出請負人)を各リーグ1名参加させ、毎年前年最下位のチームに所属してもらうというものです。

例えば、1年目にフューチャーズが最下位だったら2年目は最下位脱出請負人をフューチャーズに移籍させる。2年目にスターズが最下位だったら3年目は最下位脱出請負人をフューチャーズからスターズに移籍させる。3年目にサムライズが最下位だったらサムライズに移籍させる・・・という感じです(1年目は主催者の操作チームの二軍に固定)。
自分としては最下位脱出請負人が
・タイトルやB9、GGの獲得
・ポジションを占領
・オールスターに出場
といったことになるのは望ましくないと考えます。例えば最下位脱出請負人に「球界の頭脳」を付けて正捕手をやってもらえば最下位脱出は簡単かもしれませんが、これだと当該チームの元々の正捕手が試合に出場できません。また、オールスターやB9・GGには参加チームの所属選手が選ばれた方がいいと思うので、最下位救済措置である請負人が選出されて枠を1つ奪うことは望ましくないと感じます。
したがって、自分としては最下位脱出請負人は
・先発投手
・抑え以外のリリーフ投手(=中継ぎ)
・外野手
のいずれかが妥当と考えています。また、オールスターへの選出やタイトル獲得回避を考えると毎年5月末まで二軍固定し、6月になったら固定を解除する方法がいいと思います。
4.軍固定を活用する
記憶だと企画の応募フォームに軍固定の希望を記載する欄があったかと思います。実際に自分も「黒金が丹鉄カーボンズを去るまで一軍に固定してほしい」と希望をお伝えしました。なので、ねむり猫さんもご自身のチームの選手を自身の希望通りに一軍や二軍に固定しても問題はなかったと感じます。すなわち、1・2年目にナムコスターズが連覇してしまったことの対応として、ナムコスターズの主力の一部を二軍に固定して弱体化を図るという手段もあったのではないか...ということです。それなら「参加者が軍固定を希望できる」というルールから外れていないと思いますし、元々ルールになかったトレードによる弱体化よりは自然な対応だったかなと感じます。
今回のドリームペナントではナムコスターズが強すぎたこともありますが、下位チームの救済策を用意していなかったため、その2つを同時に解決する意味では自分も2年目のオフにトレードによる弱体化は必要なことだったと思いますが、それは元々そのチームにいる若手の有望選手やドラフト新人選手の活躍をナムコスターズにいた選手が奪うことにつながりかねないため、そのような対応を行う必要がないようにしておけることが最も望ましかったと感じます。
5.CPUの強さの設定で調整(※個人的に反対)
ねむり猫さんがパワプロ2022の時のペナント企画で行っていた方法です。
ただし、前もお伝えした記憶がありますが自分はこの方法に反対です。というのも、ねむり猫さんはチームを募集するときに「100勝100敗しない」「星の数値が○○以下」や「精神的支柱や球界の頭脳は控えてほしい」といった条件を設けています。しかし、CPUの設定でバランスを取るならそもそもその募集条件は必要なく、相対的に強いチームのCPUレベルを下げて弱いチームのCPUレベルを上げればいいということになります。ですので、
・募集条件に強さの項目を設けるのであればCPUの強さでバランスを取ることはしない
・CPUの強さでバランスを取るなら募集条件に強さの項目は設けない
とするのが筋かなと感じます。
[各種設定について]
1.評価設定
デフォルト設定から変更して特色を出した点は良かったと思います。ただ、1~2年目に月間MVPの評価がリリーフ投手に有利過ぎていたため、他者の助言をそのまま受け取るのではなく、企画実施の前にデフォルトのNPB12球団のままでいいのでねむり猫さんご自身が何周かペナントを回してみて「リリーフに有利過ぎないか」「本塁打が過小評価されていないか」などを実際に確認した上で評価設定を決めるプロセスが必要だったと感じます。
2.トレードと助っ人外国人選手獲得の設定
ねむり猫さんのブログによると特に参加者からチーム方針の希望がない場合、トレードと外国人選手の獲得方針を「おまかせ」にしていたと思います。ねむり猫さんとすれば動きがあった方が退屈しない、より参加者に楽しんでもらいたいという考えでそうしたのかもしれませんが、16球団もあるとブログにまとめるのは一苦労だと思います。なので、個人的には「消極的」をスタンダードにしてブログに能力を載せる労力を少なくした方がブログ更新の負担が軽くなると思います。今作からは現役ドラフトがあったり外国人が自由契約になりやすかったりするので「消極的」の設定でもある程度選手の移動はありますからね。もちろん、参加者から希望があれば当該チームだけおまかせや積極的にすればいいと思います。
ねむり猫さんのモチベーション的にトレードや助っ人獲得が多い方がいいということであればお気になさらずに。
[内容について]
1.最初のチーム紹介
ペナント実施前に参加チームをセ・パとも2つの記事に分けて紹介されていました。そこで注目選手を各球団1人あげていましたが、個人的には投手と野手で1人ずつ、計2人あげてもいいかなと思いました。単に1人だけだと寂しいな...というだけですが。
2.ゲーム差の表示
ゲーム差を表示する際に1つ上の順位とのゲーム差ではなく、以下のように全チーム首位とのゲーム差で表示した方が分かりやすいですが、他の参加者の方はどうなのでしょうか?
自分としては上記の形式がありがたいですが、首位とのゲーム差で表示する場合「最下位があまりにもダントツの場合に見栄えが良くない」というデメリットがあるのも確かです。例えば、上記画像の例で言うと首位と33もゲーム差があり「ダントツ最下位」に見えてしまいます。
しかし、1つ上の順位とのゲーム差で表示された場合は1つ1つの数字(ゲーム差)が小さいため、「ダントツ感」は薄くなります。試しに並べて比較してみましょう。何となく右側の方が首位とのゲーム差が一瞬見ただけでは分からないため「ダントツ最下位である」という印象は左側よりも薄いのではないでしょうか。
よって、リーグ内の戦力差が大きくなってしまった場合の印象を悪くしたくない、あるいは1つ上の順位とのゲーム差の方が見やすい方が多い場合は今回のままでいいと思います。ただ、度々で恐縮ですが、自分は首位とのゲーム差で表示していただいた方が分かりやすくて好みです。
3.チーム成績の紹介
他の方もインタビューで触れていますが、チーム単位の打率や奪三振率といった成績を各年の振り返り記事に掲載していただけたら嬉しかったなと思います。ただ、自分も過去の経験からよく分かっていますが結構大変なんですよね・・・というより、そもそもパワプロのペナントの仕様が良くないと感じています。
例えば、ペナントで個々の選手の成績を見る場合は簡易版と詳細版で表示を切り替えられますよね。
しかしチーム全体の成績を見る場合は簡易版がありません。
仮に簡易版があればブログに簡単なチーム成績を載せるのはそれほど手間じゃなくなると思うので、まずは今回の企画参加者でKONAMIへ「ペナントのチーム単位の成績を個々の選手の成績みたいに簡易版で表示できるようにしてほしい!」という要望を送るところからかな~と自分は思っています。
4.B9とGGの獲得票数
これはできればで構いませんが「記録室→球界全体→ベストナインorゴールデングラブ」から獲得票数のトップ3が確認できるのでそれを見てみたかったですかね。
まぁでもそんなに重要なことではないのであまり気にしないでください。
5.新戦力の能力紹介
シーズン終了時点のチームデータを書き出してアップしていただいたので今回のままで問題ないと思います。余裕があればドラフト上位(3位まで)取り上げてもいいと思いますが、まぁそんな余裕はないですよね(・・;
6.海外留学選手の紹介
各チーム、誰が海外留学したのか分かるように紹介していただけるとありがたかったです。その選手がどれくらい成長したのかはアップしていただいたチームを参加者がダウンロードして確認すればいいので、あくまで「誰が」だけ分かれば大丈夫ですので。
7.国際大会の取り上げ方
今回のドリームペナントのままでもいいと思いますが、各チームに所属している出身国の代表に選ばれた外国人選手を取り上げてみてもよかったと思います。例えば、ドリルモグラーズならドミニカ共和国出身のドミオがいるので、代表に選ばれているならその旨を記載するということです。
別にこんなふうに画像は貼らなくてもいいと思いますが...
以下が各国の代表に選ばれた選手たちです。
・チャイニーズタイペイ:郭上道
・ドミニカ共和国:ドミオ
・オーストラリア:グスタフ
みたいに書くだけでも参加者としてはありがたいのかなと感じます。自分としてはペナントが始まってから獲得した新外国人は書かなくてもいいと思いますが、最初から各チームに所属している選手たちは基本的に作成者の方々がサクセス等で時間をかけて作った外国人選手なので、やはり取り上げてほしいと感じます。
ちなみに、日本以外の国や地域の代表選手が各チームに所属している外国人選手なのか、国際大会の際に自動的に生成された選手なのかは「氏名がフルネームか」「プロ年数と球歴が表示されているか」で判別可能です。氏名はオリジナル選手でもフルネームではない場合があるのでこの限りではありませんが、プロ年数と球歴の項目が「---」となっていれば、100%国際大会用に自動生成された選手ですので見分けがつきます。試しにドリルモグラーズでペナントを回してドミオが代表に選ばれた際のドミニカ共和国の選手のプロフィールを見ていくと、ドミオだけプロ年数と球歴が表示されています。
また、以下のように国際大会を終えた時点の日本代表1人1人の成績(シンプル版)を載せてもいいかなと思います。まぁここまでやるなら【国際大会編】を1回分別枠で記事にした方が分かりやすいと思いますが。
8.参加者インタビュー
企画がブログ形式だと参加者同士の繋がりが薄くなりがちですが、お気に入りチームをあげていただくことで交流が深まったり他の方がそのチームに興味を持つきっかけになるかもしれないのでとてもいい取り組みだったと思います。
9.チームの書き出し・アップ
確かこれは自分がねむり猫さんにご提案したものだったと記憶していますが、やっていただいて本当に良かったと思っています。ねむり猫さんはブログに能力を載せる手間をかなり省けますし、参加者は若干のタイムラグはあるもののチームの全選手の能力と簡単なシーズン成績を確認できるのでとてもありがたいです。自分以外のチームをダウンロードすればトレード等で移籍した選手も見ることができますしね。これは自分もまた企画をやることがあれば取り入れたいなと考えています。
[企画の打ち切ることになった要因への対策]
上記の記事を拝見すると、主に理由は以下の2つだったと思います。
・順位の撮り忘れや選手の過剰解雇により集中力の維持が難しいと判断したこと
・一旦企画を中断した場合、2024年版のオンラインサービス終了日までに10年目の振り返り(シーズン終了時の各チームの書き出しデータのアップロード)を終えることができないと判断したこと
この判断の良し悪しを言いたいわけではなく、あくまでも「順位の撮り忘れ」や「過剰解雇」をどう防ぐかという点で対応策を考えてみました。
1.過剰解雇の対応:ドラフト指名数を抑える
ナムコスターズは開始時に41名でスタートし、毎年9名をドラフトで指名しています。(2年目オフに戦力調整のためのトレードを行っているため、2年目と3年目に指名選手が多くなるのは仕方ないと思いますが)簡潔に言えば毎年過剰に指名をした結果、後半で過剰に戦力外としてしまったということだと思います。
ナムコスターズは他の参加チームとは違い、全員18歳でスタートしているチームです。したがって、10シーズンのうちに元々の所属選手は能力衰退せずに成長していく一方、かつ引退することもありません。よって、トレードでの放出考慮しても(ドラフト指名選手を自由契約にしなければ)計算上4年目のオフには所属選手が70名近くになってしまいます。新外国人も獲得しているのでなおのことです。そして実際にナムコスターズの自由契約の人数を見ていくと...
・1年目契約更改:3名
・2年目契約更改:7名
・3年目契約更改:8名
・4年目契約更改:17名
・5年目契約更改:16名
・6年目契約更改:14名
となっていて、4年目の契約更改から自由契約選手の数がかなり増えています。ブログを見ている限り、ナムコスターズは元々かなり強いチームであり、強引にトレードで選手を放出して弱体化させたくらいなので、ドラフトで多数の選手を指名する必要はなかったように思いますし、多分毎年3名指名するだけ十分選手は足りたのではないでしょうか。
結局指名選手数が増えればそれだけ自由契約にしないといけないので、次回もナムコスターズのようなチームで企画を行う場合は本当に必要と思う選手だけ指名するといいと思います。
また、その一方で、ナムコスターズが他球団からトレードで獲得しておきながら、最終的にナムコスターズを自由契約(戦力外)となった選手は...
椎橋(阪京)、赤塚・大崎(開)、秋吉・荒井(幌宵)、池村・河端(伊勢湾)、速田、茶屋、海乃(NEBULA)、藤村(栃木)、大胡、室伏(唐津)
の13名でした。そして、この中には参加者の方がサクセスやマイライフ等で1人1人時間をかけて作成されていた選手も含まれていたと思います。これは余談になりますが、ドラフトでバンバン選手を指名してトレードで獲得した選手たちを戦力外にするのではなく、ドラフトでの指名選手を抑えて参加者の方々が作った選手たちを大切にしていただきたかったとも感じました。
2.撮り忘れへの対応:セーブデータを複数持つ+こまめなセーブ
ねむり猫さんがドリームペナントのデータをどのように管理されていたのか分かりませんが、仮に1つのデータに上書きしていって進めていたのであれば、それはリスクが高いと感じます。あくまでも自分が企画を実施した時の場合ですが、セーブデータをSwitchのMAXである10個作り、基本的に1か月ごと、オフは色々あるので1イベント進めたら一番古いセーブデータに上書きしていくという方法で管理していました。
今回、ねむり猫さんが順位の撮り忘れをどこで気づいたのか分かりませんが、例えば毎月1日でセーブしていれば過去のデータに戻って順位だけキャプチャするということができたと思います。まぁ流石にセーブ枠を全部使ってしまうと、普通にペナントで遊ぶ分の枠がなくなってしまうので、現実的には5枠くらい使って管理していくのが妥当かもしれません。
ちなみに自分は企画用にSwitchのアカウントをもう1つ作り、企画を進める際はそちらのアカウントでパワプロを起動してペナントを進めていましたが、さすがにそこまでやる必要はないと思います。
5.企画全体のまとめについて
上記の記事を拝見し、ねむり猫さんなりの反省点や次回に活かしたい点を記載された点は良かったと思います。ただ、パワプロ2022の時と同じ感想を申し上げて恐縮ですが、やはり7年間のそれぞれのチームの振り返りや顕著な個人成績の振り返りは欲しかったなと感じました。自分としては具体的に以下の情報があればいいなと思いました。
1.7年間のチームの勝敗
チームの通算勝率はどうだったのか気になる方は多い気がしますので、最低限この画面の掲載は必要だったかなと思います。

そして可能であれば通算勝率を比べて7年間トータルでどこが最も勝率が高かったのかという「企画トータルの総合優勝チーム」の発表が最後にあると盛り上がった状態で企画を終わることができたかなと感じます。今回の場合で言うと「セ・リーグの総合優勝は阪京ピジョンズでした!」「パ・リーグの総合優勝は唐津イサリビーズでした!」みたいな感じですね。
2.投手チームベスト/野手チームベスト
できればこの情報もほしいですね。せっかく7シーズンも頑張って企画を実施されたのにこうした情報が振り返りの記事で示されなかったのはもったいなかったなと感じました。
3.記録
7シーズンもやると記録に名前が載る選手もいると思いますので、取り上げていただけると参加者としてはありがたかったと感じます。一応以下に名前が載る可能性が高い項目を列挙しておきます。
投手シーズン記録:セーブとホールドポイントに名前が載る可能性が高いです。
野手シーズン記録:サヨナラ本塁打、満塁本塁打、代打本塁打なら名前が載る選手がいるかもしれません。
投手通算記録:ノーヒットノーランに名前が載る可能性が高いです。
野手通算記録:サイクル安打、両打席本塁打、トリプルスリーに名前が載る可能性が高いです。
最年少記録:どれも名前が載る可能性はあると思います。
最速記録:どれも名前が載る可能性はあると思います。
おそらく企画を続けていくモチベーションが失われてしまったため、早く企画を畳んで区切りを付けたい気持ちが強かったのではないかと思いますし、その気持ちは理解できます。一方で、7シーズンも実施されたのに、最後に蓄積されたチームごとの勝敗や記録などを活用されなかったのは非常にもったいないとも感じました。
6.最後に
ドリームペナントは今回のままでもとてもいい企画だったと思いますし、企画として十分成功だったとも思っています。また、ねむり猫さんとしては予定していた10年目まで継続できなかったことについて至らなく思うところがあったかもしれませんが、自分は参加できて良かったと思っています。ただ、もっと素晴らしい企画にできる要素があると感じたため、今回色々と書かせていただきました。
もちろん、ここに書いたことを(次回ねむり猫さんが企画を実施するとして)すべて取り入れていただきたいわけではありませんし、流石にそれはできないことも十分理解しています。ですが、ここに書いたことが1つでも今後の企画の参考になることを願ってこの記事を作りましたので、次回への参考資料として活用いただけると嬉しく思います。
あらためて、この度は参加させていただきありがとうございました。
そして企画の運営お疲れさまでした。