ツルを活かす | 北海道での自然と共にある暮らし

北海道での自然と共にある暮らし

自然の中で暮らすことに憧れてきたわたしが夢を実現して見えてきたもの。
自然と共にあることで生まれる豊さ、自然界との交流、恩恵を感じながらの暮らしを日々の雑感を交えながら紹介していきます。

ひびきの村の森の散歩道。
所々に木につるが絡まっているのが見られる。
小学校の時、理科でつるは森林の周りを覆って、森林を守っていると習った。森の散歩道でも、道ができたことでぽっかり空いた空間を覆うように木に絡みついているつるがよく見られる。
木に依存して覆い、枯らしてしまうこともあるつる。
一見、邪魔者にしか見えないようでも、森全体から見ると大切な存在にもなっているらしい。
それをふまえた上で、道にはみ出て支障のある部分を除くことに。
木の強風で折れて垂れ下がって道にはみ出てしまった太い枝をチェーンソーで、その枝に絡みついているつるをノコギリと鎌で取り除く。
取り除いているつるを見ていると、切れてしまった籠の持ち手が思い浮かぶ。
つるっとしっかりしていてきれいなつる。
家に持って帰って利用させてもらうことに。
2時間ほどかかって籠の持ち手に。
竹のひごで作られたかご。つるの先に切れ目を入れて籠をはさみ、麻糸でくくり(縫い)つけたので時間がかかってしまった(汗)

こちらは自作のつるで作ったかご。持って帰ってきたつるを差し込んで持ち手にしたので、30分ほどで終了。

つる、ありがとう。



つる植物の役割についての参考文献:
http://www.manabi.pref.gunma.jp/sizen/gunma3/105.html