うーん…、説明回なので、文字数がいつもより多いですね。
頑張って読んで下さいね(←減らす意思なし)
この4コママンガで、腰痛に関しての、僕が知る限り一番有効な対策法の説明は終わります。
前の話でも書きましたが、人は痛みに敏感です。逆を言えば、痛みが無ければ気づきません。
体の柔軟性があまり無く、立位体前屈で指先が床に届かなくても、日常生活で困ることはありません。
しかし、その『体の柔軟性の欠如=身体の堅さ』こそが、腰痛の温床なのです。
様々な要因があり、それらが絡み合って、腰痛という結果を引き起こします。
でも、それらは痛みを伴わないので、その体の主に緊急性を感じさせることはなく放置されます。そして、腰痛という具体的な『痛み』が出てきて初めて、その痛みを何とかしようという意思が発生します。
しかし、腰痛の原因は、腰とは少し違うところにあります。だから有効打が打てません。
原因に対処しない限り、結果は発生し続けます。
その結果、単なる腰痛だったものが、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などに発展していきます。
腰痛が発生する前から、予防していれば、そんな『結果』が起きる未来は避けれたんですけどね。
僕が言いたいのは、体が思い通りに動くうちから、その体を維持させるような取り組みをしていきましょうねという事です。
体の調子が崩れ始めてからでは遅いんです。
歩き始めに膝が痛む人に、「頑張って歩けばその膝の痛みは消えますよ」と伝えても、多くの人は痛いからやらない方を選択します。
だって仕方がありません。痛いんですから。
そもそも膝が痛むのは、膝を膝として構成している筋肉が弱体化して、大腿骨面、脛骨面、そしてそれに挟まれた半月板という各軟骨に対する圧力が増して、それらが摩耗することから始まります。だから筋肉を強化して膝を強固なものにすれば膝は関節として安定し、痛みも消えるのです。
でも、そうなるまでに至った人の生活習慣の中には、始めから『適度な運動習慣』が入っていないことが多く、膝が痛みだしたら尚の事、運動から遠ざかります。そして膝の症状は悪化の一途をたどります。
体の健康年齢を維持することの重要性を知っている人は、年々増えています。ジムに通って全身から汗を流しながら体操する人の数は、ゆっくりとですが増えています。でもその一方で、運動不足の人も相変わらずいるのです。
『運動不足=健康を損なうこと』という認識を一人でも多くの人が持ち、皆が自ら行動していくような社会になることが、僕の夢です。
少しでも早くそういう世界が来るように、情報発信していきます。
今年もよろしくお願いします。