殿(しんがり)を任せられる人材が何人いるか | トレジャー・ファクトリー社長blog

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リユースショップを展開するトレジャー・ファクトリー社長、野坂英吾のブログです

全国のオフィス・倉庫等の物件情報が掲載されている

OFFICE JAPAN 2007 春季号に

「成長ベンチャーに訊く」というコーナーで

4ページにわたり取り上げていただきました。

記事はこちら

今回の記事の中で

“撤退をきっかけに出店基準を見直し、数値化”

という内容があり、

創業してから12年間で1店舗だけ

唯一撤退した店舗の経験に触れています。

この撤退の時期

悪いことは重なるもので

次々と最悪の出来事が重なって起こりました。

それだけに

この撤退の経験から学んだことは

この時期に行った改革が

現在の会社の基礎を作っていたりと

とても大きな収穫があり、

また、このときの経験は

私自身の「経営への覚悟」

より深まった大きな出来事でした。

殿 (しんがり)退却する軍隊の最後尾にあって、敵の追撃を防ぐこと。また、その部隊。

現代の経営においては

撤退においてはただ撤退するだけでなく

次の攻めを考えながら退かなければ

打つ手が後手に後手にと回ってしまう。

その際に経営者が次の攻めの体制に集中できる状況を作り出せるのも

しっかりと殿を任せられる人材がいて

初めて一気にピンチをチャンスに状況を打開できるのだと思います。

あの撤退の窮地を脱するときに

「自分たちが何とかしなければ」と殿を支えてくれた

スタッフの強さ、結束は今でも忘れません。

今後、会社が成長していく上では

スクラップ&ビルドをしていきながら更なる成長を目指していくことになるので

店舗を閉めて作り直すことの重みは前回とは異なってきますが

また店舗の撤退とは違った「会社の危機」を

「次なる会社の飛躍の局面」ととらえられるよう

今から意識をした経営を行っていきたいと思います。



「殿を任せられる人材をしっかり育てているか。」



この言葉をこれからもしっかり自問自答していきます。