●「ID-Spot」
2022年11月~2023年9月順次増強
マイナンバーカード申請を加速したい国が国民にプレッシャ
ーをかけてきました。そうなると関連ビジネスも動き出しま
す。
大日本印刷(DNP)はグループ会社で証明写真機ビジネスを
展開しているDNPフォトイメージングジャパン(PIJ。東京
都中野区)と一緒に全国に約7400台設置している「Ki-Re-
i」に続く証明写真機の新ラインアップとして、「ID-Spot」
約2000台を22年11月〜23年9月に国内に順次展開するとい
う。「これによって、DNPとPIJが日本全国に設置する証明
写真機は9400台となります。その内、マイナンバーカード
申請が可能なネットワークに接続した証明写真機は8500台
と全体の90%になり、国内トップクラスのシェアを獲得して
いきます」(リリースより)とのこと。
DNPとPIJは06年から証明写真機、Ki-Re-iを全国展開してい
る。これまでも簡単に高品質で撮影できる証明写真プリント
サービスはもちろん、DNPのセキュアなネットワーク通信と
接続したマイナンバーカードの申請サービスや、社員証・会
員証等の作成に向けて顔写真を収集するサービスなど、多様
な機能を拡張してきたという。2020年6月にはKJS(旧カジ
タク社)から証明写真機「IDVOX」の事業を譲り受けた。
今回このIDVOXを改造し、新たに「ID-Spot」としてDNPの
証明写真機ラインアップに加えた。「『Ki-Re-i』と同様のセ
キュアなネットワーク通信の機能を拡張し、全国展開を図っ
ていきます。DNPは、街中の『オンラインデバイスブース』
として証明写真機の用途を拡げるとともに、設置台数を増や
すことで、生活者がより身近に利用できるようにして、利便
性と体験価値を高めていきます」(リリースより)という。
DNPとPIJは、ID-Spotの設置・運用の強化に11月に本格的
に乗り出す。
DNPはこうした証明写真機を活用した各種サービスを拡充し、
2025年度に証明写真関連サービスで約100億円の売り上げを
目指すという。
「ID-Spot」と従来の「Ki-Re-i」の機能比較
どこにでもある証明写真機の対応が増えれば普及しやすくなり
そうです。
証明写真機「Ki-Re-i」について
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10161366_1567.html
証明写真機「ID-Spot」について
https://www.dnpphoto.jp/products/idspot