練習するばかりが準備じゃない | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
おもに吹奏楽の活動に役立つ情報を発信中!
バンド指導をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

いまの時期の学校吹奏楽って、たとえば1ヶ月の間に練習が何日あるでしょうか。きっと10日もないですよね。一昔前だったら絶望的な日数に思えます。どんな準備をして臨むのかがポイントになってくると思うのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

練習が… 

 

1ヶ月の間に10日も練習がない…
ヘタすると7日ぐらいしか練習できない…
楽器を持って帰って練習してくる子もいますよね。
いいことだと思います。
でも、それでもきっと毎日練習できるわけではない。
なら、ほかにはできることってないのでしょうか。
楽器をさわれない日はなにもすることはできないのでしょうか。
そんなことはないと思うのですよね。
子どもたちって吸収が早いですから、ひとつの理解、ひとつの準備が大きく効いてくる。
そして、練習するばかりが準備でもないと思うのです。
 

 

フライトシミュレーター 

 

ちょっと話は脱線しますが…
ぼくはここ2年ぐらい、月イチでフライトシミュレーターをしにセントレアに行っています。
月1回だけ。
正直、かなり上手くなりましたよ。
最初は絶望的に飛べませんでしたからね。墜落こそしませんでしたが…
操縦できる環境は、あそこ以外にありません。
練習はできません。なら、つぎのフライトまでになにをしたのか…
まず、振り返りです。やったこと、うまくできなかったこと、それはなぜなのか…
そして、なら次回はなにを課題にするのか、どこに意識を向けるのか…
飛びながらだと考えられない、気づいていないことを振り返りで見つけていく。
旋回を計算したり、作図してプランを立てたり、諸元をおぼえたり…
毎月ここにフライト日記を書いているのも、その一貫なのです。
実際に飛べるのは、月1回。
なら、そこに向けての準備や振り返りをしっかりとやって臨む。
 

 

音楽も… 

 

楽器を練習できなくてもできる準備…
楽譜は、あるわけですよね。
ぼくならね、歌ってみます。声で。
音源をかけて自分のパートを歌ってみる、つまりはソルフェージュ?
歌いながら右手を動かしてみたり(シャドースライド)、よくやりますよ。
合奏でうまく行かなかったところ、合わなかったところ、その振り返り。
吹きながらだと余裕がなかったことも、あとになって振り返ったら、なにか気づくかも…
どうしてうまくいかなかったのか、なぜ合わなかったのか。
切り分けて考えることも大切ですね。
そうしたら、つぎの合奏はなにを課題にして臨むのか。
そして楽譜を見ていると、いろいろと気づくこともあるかもしれません。
楽譜って、いろいろなことが書いてありますからね。
ただ、指番号や音名ドレミを書き込むことはおすすめできません。それはマイナスだから…
 

 

指揮するときは… 

 

では、合奏を振るとき、指揮するときはどんな準備をするのか…
とにかくスコアを読みます。
楽譜を読む、とくにスコアを読むのって、ほんとうにいろいろな視点や読み方がある。
どこまでも、新しい発見や気づきがあるのです。
楽譜って小宇宙だと思うのですよね。
たとえば、「どうしてここの強弱はこんなふうに書いたのだろう…」とかね。
もう新しい発見はなにもない、なんてことには絶対ならないと思うのです。
振る練習? ほぼしないです。
振り方は、ちゃんと考えますよ。テンポの運びとかね。綿密に考えます。
でも、実際に手を動かすのは、基本的には合奏の前に立った時だけです。
 

 

身体の使い方 

 

楽器ってね、身体の使い方ひとつで、うまくいったり出来なくなったりします。
そして身体の使い方って、楽器を演奏するときだけのことじゃない。
普段の生活でもつねに、自分の身体を使っていますよね。だから…
その普段から身体の使い方を意識することで、楽器を演奏するときも変わってくる。
立ち方、座り方、体軸…
そして、楽器がなくても実践できるワークもある。
意識できることもある。
そういうひとつひとつの小さな積み重ねが、違いになってくるのだと思うのです。
練習するばかりが準備じゃない、それって、いろいろなことに言えることだと思うのです。

そういう準備をするかしないかで、練習の結果は大違いですよね。

さて、みなさんは、どんな準備をしていますか。