コンクール前になると、このブログもコンクール関連記事のアクセスが増えてきます。どんな検索ワードでお読みいただいているのか…、いちばん多いのがなんと『コンクール審査おかしい』だったのです。えっ、それ!?
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
審査がおかしい?
もちろんこのブログに、コンクールの審査がおかしいなんて書いている記事はありません。
審査方法、審査規定が変わったことを話題にした記事などはありますけどね。
でも…
コンクールの審査がおかしいと感じることって、そんなにあるものなのでしょうか。
そういえば、先日は参議院議員選挙がありましたが…
選挙でも、終わって結果が出ると、票の操作や不正があるという発言が必ず出ますよね。
自分の判断した結果は世間も同じはずだという狭い視野からの思い込みなのでしょう。
さて、コンクールの審査…、気になったので、X(Twitter)で訊いてみました。
ところで関係ないですが、みなさん『X』と『Twitter』、どっちがしっくり来ますか。
ぼくはやっぱり『Twitter』なんですよね…
アンケート
まずは単刀直入に…

『よくある』と『時々ある』で、なんと3/4を超えます。
4人に3人以上は、おかしいと思ったことがあるのですね…(このアンケートでは)
次に、どうしておかしいと思ったのかを訊いてみました。

なるほど。
自分が思っていたのと違う結果になることは、吹奏楽コンクールに限らず時々あるものです。
『有名校は点数が高い』もけっこうな数字になっていますね…
みなさんはどう思われますか。
審査は…
次に、では吹奏楽コンクールの審査ってどうなったらいいと思うのかを訊きました。
まずは審査する人、審査員について。

『他分野から審査員を呼ぶ』がトップですね。
このあたり、もしかしたら2番目の質問の回答とリンクしているのかもしれませんね。
ただ、『今のままでいい』も僅差です。
次に、ジャッジペーパーについて。

『もっと審査項目を細分化』が過半数です。
もしかしたら、基準を明確にしてほしいという声の表れ、なのかもしれません。
みなさんはどう思われますか。
審査の裏側
コンクールの審査、その集計と表彰って、どんなふうにおこなわれているのかご存じですか。
吹奏楽コンクールではないですが、それとほとんど同じ方法でおこなわれているコンクール、
その審査集計の現場に立ち会ったことが何度かありますが…
休憩ごとに審査員からジャッジペーパーを回収して、コンピューターに入力するのです。
あらかじめ関数と出場団体の入ったエクセルシートが作ってあって、そこに入力していく。
そして入力に間違いがないか、印刷して複数の目で確認します。
関数が合計点を計算し、それに則って賞や順位が表示されます。
それにしたがって、賞状を作成していくのです。
それはね、もう慌ただしいのですよ。時間もかかります。
そして、間違いは許されないというプレッシャーもあるでしょう。
なにしろ大変そうですよ。
さて、ここに不正が入り込む隙があるか…
まず無理でしょうね。
審査員の好み?
また、こんな言葉もよく聞きます…
「審査員の好みで審査された」
「審査員の好みに合わなかった」
さて、どう思われますか。
審査員の好み?
たとえば音楽的な表現の違いについて、これは好みの問題なのか、それとも良し悪しなのか、
それを分別つける能力ぐらい、審査員は持っています(そう思います)。
また、点数と評価コメントが一致しないことを問題にする声を聞くことがありますが、
どんなにいい演奏にも課題はあります。どんなに良くない演奏にもいいところはあります。
いい点をつけても課題も書きますし、悪い点をつけてもいいところも書きます。
それではどうして、審査結果って往々にして『割れる』のでしょうか。
それは、好みの問題というよりも、いってみれば『観点の違い』なのかもしれません。
音楽の評価要素
音楽、演奏って、聴くポイント、判断するポイントってたくさんあるのです。
専門家ですら、「そういう観点もあったのか」と感じることさえあるものだと思いますよ。
それくらい、音楽の要素って多いのです。
たとえば、サウンドはいいけど表現は今一つ、サウンドでは負けるけど音楽的には良い、
こういう2つの団体があったとします。
さて、どちらが上に行くと思われますか。
程度問題こそあれ、それこそ聴く人によって変わってくるでしょう。
審査が割れる、また、結果が思っていたのと違うというのは、つまりはそういうことなのです。
むしろ、それくらい僅差であるということの表れでもあるのかもしれません。
思っていたのと違う…、では、あなたは『あらゆる要素』を検案して判断されましたか。
審査基準
そして、「吹奏楽コンクールは審査基準が曖昧だ」なんて言われることがありますが、
では、審査基準がほんとうにはっきりしている音楽のコンクールって、あるのでしょうか?
音楽って、スポーツのように数字で計測できるものでもない…
それとも、音圧を計測して高い順にしますか。
それこそ音楽のコンクールではなくなってしまいます。
AIに審査させる?
そんなことが可能になる日が、はたして来るのでしょうか…
音楽や演奏って、人間が聴いて判断評価するしかないのです。
そのために、専門の異なる複数の審査員で審査しているのですね。
さて、コンクールの審査をおかしいと思ったこと、あなたはありますか。
