ずいぶん前に楽器ごとの性格についての記事を書いたように思います。では、その楽器に向いている性格ってあるのでしょうか。それともその楽器を続けているうちに、そういう性格が形成されていくものなのでしょうか。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
性格で楽器を決める?
学校吹奏楽部、初心者の子の楽器を決めるのに体格などを考慮するという話も聞きます。
そして、性格も考慮するという話を、この前聞いたのです。
性格…
たとえばどんなものなのでしょうか。
目立ちたがり屋はトランペット?
でも、そんなふうに画一的に決めてしまうのってどうなのでしょうか。
トランペット吹きでも、目立ちたがりの人ばかりではないですよね…
トロンボーンの適性
ぼくは高校からトロンボーンを始めたのですが、先輩に言われた忘れられない一言が…
「ひな壇のいちばん上に上がるの、緊張するぞ、おまえ大丈夫か?」って…
うーん、、大丈夫かなぁ…
少なからず不安になったのをおぼえています。
トランペットやトロンボーンって、ステージのいちばん高いところに座らなきゃならない。
でもね、大丈夫ですよ。
ホールのステージなんてね、どこに座ろうがおんなじですよ。
どうせどこに座ろうとも、客席からはよく見えるのですから!
それにいちばん上ってね、見晴らしよくていいですよ(笑)
たまにはほかの楽器の席に座ってみるのも、もしかしたらいい経験かもしれませんね。
上吹き下吹き
あるとき、ある高校の吹奏楽部で…
トランペットの、けっこうよく吹ける子がいたのですが…
「なんであの子に上吹かせないの?」って先生に訊いたら、
「上吹き向きの性格じゃない」って…
うーん、確かに。
もしかしたら、大事な要素かもしれませんね。
決して、上手いやつが上、ではないのです。
芯がしっかりしていて、社交的でまわりがよく見える子が、上吹き。
おとなしいけどよく気がついて、人のサポートが得意な子が、下吹き。
たしかに、そういうところはあるのかもしれません。が…
あえて逆をやってみるというのも経験だと思うのですよね。
それに、大切なのは音なのです。
上吹き向きの音、下吹き向きの音。良い悪いじゃなくて、これ、逆になったら合いません。
これは相対的なことなのです。
性格が楽器を選ぶ?楽器が性格を決める?
そういう性格だから、その楽器を選ぶのでしょうか。それとも、
その楽器をやっていくうちに、そういう性格になっていくのでしょうか。
みなさんどちらだと思いますか。
あえてここでは書きませんが、楽器ごとの独特の性格って、やっぱりありますよね。
これ、きっと後者だと思うのですよ。
その楽器をやっていくうちに、そういう性格になっていく、だと思うのです。
といっても、たとえばトロンボーン吹きがみんなおんなじ性格ではないですよね。
いろいろひとりひとり個性がある。
その楽器に必要な素養、その中に、性格的な要素があるとしても、
やっているうちに、それも培われていくものだと思うのです。
性格の向き不向き?
さて、では、性格の向き不向きってあるのでしょうか。
うーん、どうなのだろう…
度胸があるから打楽器?
どんな楽器にもね、度胸は必要ですよ。
目立ちたがりだからトランペット?
どんな楽器にも、目立つ要素はありますよ。
また、自己診断と適性って、必ずしも一致しませんし…
あまり考えなくて良いのでは? とも思うのです。
本人の「やりたい」っていう意思がいちばん大切な気もするのですよね。
さて、その楽器に向いている性格、あると思われますか。
