コンクールで失格になるのは… | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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吹奏楽コンクール、この夏、とある大会で失格があったのだそうです。コンクールで失格というのは滅多にないことだと思いますが、まれに聞くことがあります。さて、ではいったいどんな理由で失格になるのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  人数問題

 

コンクールって、人数制限があるのをみなさんご存じですよね。
(県によっては制限なしの部門もあったりはしますが…)
この制限をオーバーすると、もちろん失格です。
どの大会でも、ちゃんと人数をカウントしていると思いますよ。多分。
それから…
課題曲と自由曲を同じメンバーで演奏しなければならないという規定もありますね。
だから、課題曲と自由曲の間でメンバーの出入りがあってはいけないのです。
バンダでステージ外で演奏するための出入りがこれと取られて失格になった団体、
たしか過去にありませんでしたっけ…
それから、複数の団体でメンバーのかけもちがあってはいけないのですよね。
同じ学校から2団体出すような場合は注意が必要です。
今回聞いたケースは、どうやらこれのようですね。

あと、これは大学の部ですが、

管楽器、打楽器、コントラバス専攻学生の参加は認めないという規定もありますね。

 

 

  時間問題

 

演奏時間の制限もあります。
A部門でいったら、12分。
これは、課題曲が始まってから自由曲が終わるまでの時間ですね。

だから…
課題曲と自由曲の間を開けすぎてしまったりすると、オーバーしてしまうことも…
たしかそういう例、過去にありませんでしたっけ。
これ、時間いっぱい攻めることがいいみたいに言われていたこともありましたよね(今も?)
「11分52秒!どうだ!」みたいな…
でも、あんまりギリギリを攻めすぎるのもどうかと思いますが…
ただ、本番って、たいていわずかにテンポが速くなるものですから、
意外と大丈夫だったりするものですよね。
でも、お気をつけて。
 

 

  楽器問題

 

課題曲は、指定の楽器で演奏しなければならない、これ、明記されています。
これがね、一寸ややこしくって…
たとえばトランペット。C管の使用はダメ。inBって『調性の指定』があるから。
クラリネットもA管はダメ(使おうって思う団体はないでしょうけど…)
でも、ここでひとつツッコミを…
ホルンにも『調性の指定』がありますぜ。『inF』って。
いいんですか、Fシングルでなくて?
ごめんなさい屁理屈です。フルダブルもセミダブルもOKです。
でも…、ならハイF管は?
尤も、課題曲でハイF管を使おうと思う人はおそらくいないでしょうが…
テューバはどんな管(B、C、Es、F)でもいいんですよね。調性の指定がないから。
以前、自由曲にコントラバスクラがあるからって課題曲でもバスクラに重ねた団体が…
失格。
これがかわいそうなことに、たしか県では見落とされて支部で失格になったのだったか…
 

 

  編曲問題

 

自由曲での話ですが…
著作権の生きている楽曲を編曲して自由曲とする場合、編曲許諾を取っていないと失格、
という規定があると思います。
出版されている楽譜を使う場合はいいのです。
その場合、エントリーの時に、版、出版社を申告しますよね。
大会によって違う?
出版譜ではなく、オリジナルで編曲をする場合には、ちゃんと編曲許諾が必要。
自由曲で許諾、取ったことがありますよ。アンコンですが…
また、未出版の楽曲を自由曲にする場合、『演奏許諾』が必要だったりしますよね。
「わたしの書いた楽曲を自由曲として演奏していいですよ」という許諾。
これは大会によって違うのでしょうか?
これも何度か書いたことがあります。演奏許諾。
そして、特にアンコンですが、楽器を変更するのだって編曲にあたります。
この場合も、管理者(多くは出版社)に許諾が必要になります。
 

 

  楽譜改編

 

特に課題曲の場合、『楽譜通りに演奏しなければならない』と決められています。
改編は認めないよ、ということ。
では、どういうものが改編にあたって、どういうものならセーフなのか…
それは、吹奏楽連盟のページに書いてありますよね。
これがね、時々みられることがあるように思うのですよ。
楽器を勝手に変更したり、音を変えてしまったり…
「そこオクターブ上げて」とかもダメですよ(但しパートとして楽譜通りならOK)。
こういうの、もっとちゃんと取り締まるべきだと思うのです。
人数や時間や楽器では失格が出ることがあるけれど、改編については甘くない?

さて、コンクールのルール、みなさんはご存じでしたか。