将来役に立たないと思う教科 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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とある会社がZ世代に向けて、こんなアンケートを行ったのだそうです。『将来役に立たないと思う教科は何ですか』。さて、どの教科が選ばれたと思いますか。あなたは、将来役に立たない教科はなんだと思われますか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  役に立たない…

 

「こんな勉強して、将来何の役に立つの?」
これ、嫌いな教科から逃げる言い訳だったりもしますよね。
ぼくの場合だと、社会や英語…(そもそも好きな教科はあるのか…?)
関ヶ原の戦いや徳川幕府の大名の名前を将来使うとは思えないですよね。
でも、そんなふうに言っていくと、将来使いそうな教科って、なにかあるのでしょうか。
微分積分を、元素記号を、三段活用や過去分詞を、将来なにに使うの?
そんな疑問を持ったことがある人も、少なくないかもしれませんね。
さて…
 

 

  Z世代に

 

検索エンジンの会社『バイドゥ』がZ世代を対象に行ったアンケートはこちら。

 


なんと、第一位は音楽!
役に立たないか?
『音楽なんて聴いていればいいし楽しく歌えればいい』
『仕事とかでは使わない』
みなさんどう思われますか。
そもそも、将来役に立つってどういうことなのでしょうか。

 

 

  音楽

 

ずばり書いておくと…
『楽しく歌えればいい』というのは正解ですよ。
楽しむことが、まずは大切だと思うのです。
ところが、このアンケートのような答えが帰ってくる。
ということはどういうことなのか…
『お勉強』だと思われているということですよね。
学校の音楽の授業って、『お勉強』なのです。
でも、だとするなら、なにか大切なことが抜け落ちているような気がするのです。
ぼくの中学の時の音楽は、楽しいものでした。
中学の時の音楽の先生の方針は、『音楽とは音を楽しむものだ』でした。
高校の時の音楽の授業も、歌ってばかりでした。
(さすがに3年生になるとレポートとかありましたが…)
 

 

  音楽嫌い

 

じつはぼくは、小学校の頃は音楽が嫌いでした。大っきらいでした。
なぜか…、なぜだったのだろう…
歌うのが嫌いだった。正確に言うと、人前で歌うのが嫌いだった。下手だしはずかしい。
リコーダーのテストがあって、吹けないと放課後居残り。いつも居残り常連だった。
レコード鑑賞があって、感想を書かなければならなかった。わかんないし面倒だった…
音楽なんて出来ても将来何の役に立つのか、と思っていました。ぉぃ…
音楽の先生は嫌いじゃなかったんですけどね…

思うのですけど、音楽って…
『お勉強』とか『出来なければならないもの』にしてしまってはいけないのではないか…
 

 

  楽しむ

 

少し書きましたが、中学の一番最初の音楽の授業で先生が、
「音楽は、『音学』じゃない。ましてや『音が苦』なんかじゃない。音『楽』だ」と。
音楽とは音を楽しむものなんだ、と。
面白いこと言う先生だな、とそのときは思ったのですが、忘れませんね。
『音学』や『音が苦』にしてしまっている先生、たくさんいますよね。自戒も込めて。
やっぱりまず楽しくないとね。
生徒たちが楽しそうにニコニコしているとうれしくなります。
楽しいのにも、いろいろあります。でも、
まず楽しんで、そして、こんなことも出来たらもっと楽しいって思えたら…
そしたら、そこへ向けてがんばることだって楽しくなりますよね。自戒も込めて。
全然楽しくないこと、ありますよね…(悲)

にしても、『仕事で使わない』から『役に立たない』って…
『仕事』が基準なのでしょうか。それも、なんだかおかしくない?

さて、みなさんはなんだと思いますか。将来役に立たない教科(笑)。