インターネットの匿名性について | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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先日の記事『SNS大手への誹謗中傷の迅速削除義務付けに思う』の中で、インターネットのいちばんの問題点は、その匿名性にあるのではないかということを書きました。この話、アンケートもまじえて考えてみました。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  インターネット

 

そもそもインターネットって何?

 


記事中にもあるように…
インターネットって、もともとは学術ネットワークというクローズドなものだった。
なので、セキュリティに対する仕組みが十分ではなかった。
そのため、サイバー攻撃やウイルス、不正アクセスなどの問題が発生した…
でも、こうも思うのです。
発信者がわかりにくい、つまり、匿名性があることも、不正の原因なのではないか、
同時にそれは、誹謗中傷や炎上、デマや誤情報などの原因でもあるようにも思うのです。

 

 

  インターネットって匿名?

 

まず、インターネットは匿名なのでしょうか。
普通の人が発信者を簡単に突き止めることは出来ないかもしれないけれど…
『IPアドレス』というものがあって、どの端末からなにを発信したのかはわかる。
と、しかるべき機関がプロバイダなどに開示請求すれば、どこの誰が発信したのかわかる。
ほんとうの匿名ではないんですね。
昔、インターネット以前には『パソコン通信』というのがありました。
あれは、ひとりひとりIDがあってその番号で発信するのでしたよね。
なにしろインターネットも、一見匿名に見えるけれどじつは匿名ではないと言えそうですね。
 

 

  アンケート

 

インターネットは匿名であるべきなのでしょうか。
アンケートで訊いてみました。



匿名であるべきだと考えている人がずっと多いのですね。
『どちらかといえば…』も含めると、7割になります。
次に、匿名性によって良いことと良くないこと、どっちが多いのか訊いてみました。



これは少し割れましたが、良くないことが多いという人が多いですね。
『どちらかというと…』も含めると6割を超えます。
匿名であるべきだけど、それで良くないことが多い…
もうひとつ訊いてみました。プロバイダが開示請求に応えることについて…



これは、『良いことだ』が圧倒的に多いですね。
 

 

  匿名性による良いこと

 

そもそも匿名だと、どんないいことがあるのでしょうか。
なにがあるのかな…
気軽に発信できる?
匿名だから言えることや書けること、発信できることもある、のでしょうか。
告発とか?
みなさんはどう思われますか。
これ、ぼくはあまり思いつかないのです。
発信者がわからないから言えることや書けることもあるかもしれないけれど、
そもそもそれって、発信する意義があまりないように思うのです。

いい発信かどうかの指標のひとつに、こういうことがあると思うのです。
『人』や『組織』が見えるかどうか。
ホームページでも、発信者が見えるかどうかが良し悪しの判断基準のひとつだと思うのです。
だって、どこの何者が発信したのかわからないようなものを信頼出来ませんよね…

YouTubeでも、電子音声だったりすると信憑性、信頼度は下がるように思うのです。印象として。
 

 

  匿名性による良くないこと

 

それでは、匿名だとどんな良くないことがあるのでしょうか。
それこそ、サイバー攻撃やウイルス、不正アクセスやデマ、誹謗中傷や炎上、誤情報…
インターネットがもし匿名ではなくなったら、ずいぶん減ると思うのです。
匿名だから誹謗中傷や炎上から守られるんだ、という考え方もあるかもしれません。でも…
そもそもネットが匿名でなくなったら、誹謗中傷だって安易に出来ないのではないでしょうか。
まあ、それでもする人はするのでしょうけど…
文字ばかりではなく画像やデータ、あらゆる発信がどこの誰のものかわかるような仕組み、
たとえばID制みたいになったら、インターネットはずいぶん平和になると思うのですが…

さて、みなさんはインターネットの匿名性、どう思われますか。