レースと音楽の共通点 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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少し前に、アンサンブルや合奏とクルマの運転の共通点という記事を書きました。さらに、アンサンブルとレースの共通点というのもあると思うのです。きょうはレースの話です。さて、なにが共通しているのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  レーシングカート

 

ぼくがやっていたのは、レーシングカートのレース。
レーシングカートって、4輪みたいにメカニックやエンジニアがいる訳じゃない。
自分で、自分のマシンを整備して、セッティングを出して、レースに臨む。
自分一人だけで完結するところがいい、そんなふうに、始めた頃は思っていたのです。
もちろん、マシンをつくるのは自分なのですが、
でもレースって、自分一人で完結するものでは全然ないのです。
 

 

  レース

 

以前の記事にも書いたのですが…
レースって、お互いをわかった上でのやり取り、駆け引きなのです。
そこにはある種の信頼関係があるのですよね。
戦っている相手を信頼しているからこそ、心置きなく戦えるのです。
相手の動き、相手の意思を感じ取りながら、こっちも意思を示す。
全体の流れもある。
ほら、まるでアンサンブルのようでしょう。
あの頃レースを走りながら、そんなことを感じていたのです。
自分だけの世界に閉じこもっていたのでは出来ない…
合奏と同じですね。
 

 

  余裕

 

レースって、ときにはオフィシャルさんが旗でいろいろな合図をくれます。
旗が何種類もあってそれぞれに意味があるのですが…
レースを始めたばかりで余裕がないと、旗なんか目に入らないのですよ。夢中で。
ほんと、視野が狭くなって、結果的に、まわりに流されている感じでした。
慣れてきて余裕が生まれると、だんだんいろんなことが見えるようになってくる。
冷静なもう一人の自分がいる感じですね。
これも、合奏と同じだと思うのです。
始めたばかりの人に、「余裕を持ってまわりを聞いて」と言っても無理というもの。
ある程度、慣れが必要ですよね。
 

 

  人間が

 

レースって、技術や体力も必要なのですが、最後に効いてくるのは精神面なのです。
速くなければ勝てないけれど、速いだけでは勝てない世界なのですね。

きっと誰よりも速い、そんなタイムを出すけれどレースで勝てない、そんな子がいました。
練習走行で一緒の時、「データ見せてくれない?」って言うと快く見せてくれる、そんな子。
トップを走っているレースで周回遅れと絡んでリタイアになっても、彼、怒ったりしないのです。
もしぼくならブチキレるけど…
そんな性格が、優勝やチャンピオンを遠ざけていたのかもしれません。

逆に、普段はやさしくておだやかなのだけど、レースを走っているときは別人になる人も…
「絶対私が勝たなきゃ気が済まないのよ!」ってのが、走りに出てる…
彼女は戦績を重ねて全日本まで行きましたね。肋骨を折りながらレースしたことも…
開幕戦で怪我をしたって聞いたのに、次戦を走ってる。
「大丈夫なんですか?」って訊いたら、「まだつながってないのよ(笑)」って…(怖)

ほんとうにいろんな人がいましたし、人間が出ますよね。
音楽もそうですね。
細かいところはいろいろあるし、技術や音楽性もとっても大切なのですが、
でも結局は、人間。パーソナルが出るのです。
また、そうだからこそ面白いとも言えるように思います。

あとは…、マニアックに道具にこだわってセッティングを出す、そんなところも似ていますね。
レースと、楽器の演奏。
こうして違う世界との共通点を見てみるのも面白いです。

さて、演奏やアンサンブル、なにと共通点があると思われますか。