みなさんはラジオは聴かれますか。ぼくはクルマを運転しているときによく聞きます。が、ＦＭばかり。ＡＭってほとんど聞きません。でもＡＭ放送の停波が検討されていると聞いて、なんだか複雑な気持ちになるのです。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
ＡＭラジオのＦＭ転換
少し前に、こんなニュースがありました。
今、ＡＭラジオって、ＦＭでも同じ内容を放送していたりするのですね…
ところが、ＡＭ放送とＦＭ放送、設備にかかる費用ってけっこう違うようなのです。
冒頭写真は愛知県弥富市にあるNHK名古屋第一、第二放送の鍋田送信所です。
（Googleマップより）
ＡＭって波長が長いので、こんな大きいアンテナや広い敷地が必要なのですね。
そりゃあお金がかかるでしょうね…
どこでやってるの？
ＡＭ放送はＦＭでも同じ内容を放送してる？
どこでやっているのでしょうか。みなさんご存じでしたか。
ぼくは話には聞いていたのですが、それを聴取したことはありません。
なんでも、普通のFM放送よりも少しだけ高い周波数（90MHzより上）でやっているのだと…
それ、普通のこれまで通りのラジオでは聴けないですよね…
昔は、その周波数ってテレビ放送だったのですよね？
それが、テレビがデジタル（地デジ）になることで空いたということなのでしょう。
そこに、新しい放送（ＡＭラジオの同時放送）が入る余地が生まれたということ？
なるほど。
で、聴けるラジオはどこにあるのでしょう…
ＦＭ放送
ＦＭ放送って、ＡＭとくらべて音がいい。ステレオ放送も出来る。
（一時ＡＭもステレオ放送の試みがありましたね）
だから昔は、音楽番組が多かった。
ＦＭは家庭で音楽を楽しむための放送、そんな感じだったように思います。
ところが現代ではＦＭも、どこでもお気軽に聴けるようになった。クルマでも。
情報番組やスポーツ中継、いろいろな番組が出来てきた。
ＡＭとＦＭの違いって、昔にくらべたら少なくなっているのかもしれませんね。
ＡＭあまり聴かないからわからないけれど…
ただ、ＦＭって音はいいけどＡＭほど遠くまで届かない…
もしＡＭ放送が停波してＦＭに移行すると、聴けるエリアは狭くなるでしょうね。
深夜放送
ＡＭ放送といえば、中学や高校の頃はよく聴いていたのですよ深夜放送。
鳥取だったのですが、夜になるとね、聴くことが出来るのです。なにを、って？
ニッポン放送や文化放送（東京）、東海ラジオにCBCラジオ（愛知）の放送が、です。
どうして夜になると鳥取でも聞こえるのかというと、電離層の関係？
とにかく聞こえてくるのです。かすかに、ですが…
それでオールナイトニッポンやセイヤング、ミッドナイト東海なんかを聴いたなぁ…（遠い目）
共感いただける方、おられるでしょうか。
ＡＭ放送がＦＭに移行してしまうと、もうそういうことも出来なくなるのかと思うと、
なんだかさみしい気もするのです。
そういうリスナーもいたんだということを、放送局の人には知っておいてほしいですね…
ＡＭの良さ
さて、ＡＭ放送の良さって、なんでしょう。
- 簡単な受信機で聴ける
- 遠くまで届く
この２つですよね。
今は受信機が（集積化などで）進歩して、ＦＭ受信機も簡単コンパクトになった。
遠くまで届けるということなら、インターネットもある。
今、ネットで同時放送している放送局はたくさんありますよね。
radiko（民放）や、らじるらじる（NHK）など…
そうすると、設備やその維持に予算をつぎ込んでＡＭの電波を維持する意義が薄れている…
経営もラクではないし…
そういうことなのでしょう。
冒頭でリンクしたニュースで、停波実験をする局のリストには東海ラジオなど大手も…
でも、この流れ、なんだやっぱりかさみしい気持ちになってしまうのですよね…
さて、ＡＭ放送のＦＭ転換、みなさんはどう思われますか。