しっくり来なければ… | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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野球のイチロー選手のコラム、とても示唆に富んでいてプラスになったり考えさせられたりしますよね。きょうは昨日に引き続きもう一つ記事を取り上げてみたいと思います。指導がしっくり来ない時、どうすればいいか…

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  しっくり来なければやらなくてもいい?

 

この記事。
4ページのコラムの3ページ目です。
もし興味があれば、最初から全部読んでみるのもいいと思います。

 


さて、どう思われましたか。
ここにも、楽器や音楽に通じることがいくつかあるように思います。

 

 

  感覚を大切に

 

女子部員がイチロー選手に質問します。「自分の感覚は大事にした方がいいですか?」
イチロー選手は答えます。「もちろんです。そりゃそうだよ」
自分の感覚、ときにいい加減だったりすることもあるけれど、でも、大切だと思います。
どんなにいいといわれる奏法だって、自分が心地いいと思えなければ、なにかが違うのです。
ときには、違和感が時間を経て心地よさに変わっていく、なんていうこともあるかもしれません。
新しいことを試すときなどは特に、最初は違和感を持つのが普通だと思います。
それが、心地よさに変わっていくかどうか。
なにしろ、理詰めではない自分の感覚って、ある意味やっぱり大切だと思うのです。
 

 

  しっくり来なければ…

 

そして、指導された内容について、しっくり来なければやらなくていいかという質問には…

一度やってみる、しばらくやってみる。それで違うなって自分なりに答えを出したならそれはもう捨てていい。

と、イチロー選手は答えています。
これも大切なことです。
楽器の奏法だって、練習方法だって、音楽だって、決してひとつではありません。
同じやり方で誰もが上手くなれるわけじゃない。
答えはいろいろあるのです。唯一の正解なんてない。
ただ、予断を持たずにやってみる。しばらくやってみる、試してみる、
こういう姿勢は必要だと思うのです。
そして、色眼鏡で見るのも良くない。誰が言ったか、ではないのです。
誰が言ったものであれ、やってみなければわかりませんからね。
 

 

  バテてきた時に…

 

イチロー選手は、バテてきた時にどういう形を保てるかが大事だとも言っていますね。
疲れてきたりバテてきた時に、安易でラクなやり方になってしまうと崩れてしまいます。
これもまた、楽器でも同じです。
ラクな方がいいんだ、脱力した方がいいんだと考えがちかもしれません。でも、
ラクなのと脱力は違います。そして、脱力は決して目的ではありません。
自分のフォームが保てているかどうか、それは、よく観察、モニター出来ないといけません。
それが出来ない、あるいは、フォームが崩れそうだと少しでも思ったなら、休んだ方がいい。
そもそも、バテるまで休まず練習してはいけません。
休むこと、インターバルもまた練習なのです。
 

 

  イチローの…

 

そういえば、書いたかどうか記憶にないのですが…
イチローの故郷、じつは近所なのです。
母校の中学校、通いつめていたバッティングセンター…
そういえば関係ないですが、将棋の藤井聡太8冠の故郷も近くです。
愛知ってすごいですね…
なにしろイチロー選手、示唆に富む話をたくさん残してくれますね。

さて、自分の感覚、フォーム、みなさんは大切にしていますか。