やり方を変えようとしているとき | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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なにかの習慣を変えようと思ったら、どうすればいいのでしょうか。練習していて、やり方を変える、プランを変える、使い方を変える…。でも、なかなか変わってくれない、古いやり方から脱却できない、そんなときは…

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  なにも考えないでやると…

 

練習していて気づいた、悪い癖、手放したい習慣…
どうしても手放せない、ちっとも良くならない…
なぜなのでしょうか。
どんなにそれを手放したい、変えたいと思っても、なんにも考えないで繰り返すだけでは…
出てくるのは、慣れ親しんだ古いやり方に決まっています。
当然ですが、ただ繰り返すだけではアップデートは起きないんですよね…
 

 

  習慣

 

人間は、慣れ親しんだ習慣を手放したがらない生きものです。想像以上に。
慣れたやり方は安全だし、それで現状は維持できるのです。
現状維持、甘い罠ですよね。
新しいやり方を試したりおぼえたりするのは億劫なのです。とても!
冒険したら、失敗する可能性もある。もしかしたら、今より悪くなるかも…
そんなことはしたくないんです。
人間は、そういうふうに出来ているのです。思っている以上に。
 

 

  上書きするには

 

そんな手放したい習慣から解放されて新しいやり方を上書きするにはどうしたらいいのか…
それをおこなう前に、確認するのです。いちいち、心の中で。
声に出して唱えてもいい。
いちいち、一回一回です。それくらいしないと、人間は変わりません。
わかっているんです。それでも唱える。毎回。
チェックリストってあるでしょ。飛行機の運行なんかに使うやつ(ご存じですか)。
あれだって、言ってみればわかりきった当たり前のことばかりなのです。
でも、確認するのです。声に出して。
 

 

  アップデート

 

さて、そうやって声に出して毎回確認出来ているとするでしょ。
でも、それで安心してはいけません。
今度はそれがただの『儀式』になってしまったりするのです。
そしてときには、それとよく似た、でも、似て非なるものにすり替わってしまっていたりする。
経験ないですか。
ほんとうに、人間の習慣というやつは…
だから、向かうべき新しいやり方、目標も、日々アップデートしないといけません。
これでいいのか、向かいたい方向に向かっているか…
昨日唱えたことは、きょうはもう違うかもしれない…
人間は、日々変化していますからね。
 

 

  練習の質

 

こうして考えてみると、練習って大変でしょ。その質を保つのって…
ただなんにも考えずに無意識に繰り返すだけでは、永遠に向上出来ない。
考え、観察し、プランを見つけ、それを無意識に落とし込む…
なかなかに集中力を要求され大変なのですが、ハマると楽しいのですよね。
もちろん楽しくないこともたくさんありますが、だからこそ、楽しさも感じるのかもしれない…

さて、習慣を変えようと試みたことはありますか。それはうまくいきましたか。