みなさんは、楽器や音楽を続けているモチベーションは何ですか。なぜ、続けていますか。迷ったりしている人も、もしかしたらおられるかもしれません。どうして音楽するのか、それはひとりひとり違うのでしょうけど…
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
卒業したら…
中学高校で吹奏楽を経験した子たちが、卒業したら楽器をやめてしまう…
このことを問題にする人が、以前にいました。
曰く、やめてしまうのは部活動でのやり方が悪かったのだ、と…
『もうやりたくない』と思うような活動をしていたからだ、と…
もし、そうであるのなら、卒業後に『もうやりたくない』と思うような活動であるのなら、
それは『やり方が悪い』と言われても仕方がないように思います。
でも、続けられないのには、いろいろな事情もあるように思うのです。
いろいろな事情
たとえば、続けたくても活動の場がないのかもしれない。
楽器を買えないのかもしれない。
時間的精神的余裕がないのかもしれない。
続けない、続けられないのにも、いろいろな事情、理由があると思うのですよね。
『燃え尽きたから』なんていう人は、じつは少ないのではないかと思いますよ。
楽器ぐらい買えよ、と思われるかもしれませんが、現代の高騰はちょっとひどい…
30万円台で買えるトロンボーンって、廉価版を別にしたら、ないのではないですかね…
われわれですら、もう今後楽器を買うことはないだろうとすら思ってしまいますね。
モチベーション
楽器や音楽を続けていくのには、いろいろな条件のほかに、いや、
そういうものよりももしかしたらずっと大切な要素があるように思うのです。それは…
モチベーション。続けていきたいという動機ですね。
たとえば音楽大学というところにいると、オケだ室内楽だソロだブラスだと、
もうおなかいっぱいになるくらい合奏や演奏の機会があります。
それが、卒業した瞬間に全部なくなるのです。多くの人は…
このギャップって、とても大きいと思うのです。
そこで、気持ちが切れずに続けていくことが出来るかどうか…
気持ちを持ち続ける
気持ちを持ち続ける、継続させる、これが、いちばん大切で難しいことなのかもしれません。
続けていくと、いろいろなことがありますよね。
- 思い通りに演奏できない
- 活動の場がない
- 人間関係
- やりたいことを出来る団体がない
- 家庭のこと、学校や仕事のこと
気持ちを継続させるのを困難にさせる要素って、いろいろあります。でも、
継続は力なり。
やり続けられることって、いちばんの才能だと思うのです。
楽しむ心を忘れずに
楽器や音楽って、その大元の動機は、楽しむこと。心を豊かにすること。
どんな形で音楽をするのにしても、根底にはこれがあるべきだと思うのです。
楽しむ気持ちを忘れないことって、いつでも大切なように思います。
よろこびを感じること。
忘れがちですし、それを曇らせる要素もいろいろありますよね。
でも、忘れそうになったら、原点に立ち返る。
ここがいちばん大切なのではないかと思います。忘れがちですが…
さて、楽しむ心、忘れてないですか。