毎年写真とビデオの撮影でお手伝いさせていただいている打フェスタとレクチャー&コンサートの今年の催しが、昨日と一昨日おこなわれました。今年も2日間撮影させていただき、また打楽器の奥深さを感じたのでした。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
打フェスタ
打フェスタは、マリンバアートが中心となって毎年おこなわれる打楽器の祭典。
今年で18回目なのだそうです。
いくつもの団体が出演し、いろいろなアンサンブルやソロを聴かせてくれます。
今年は10団体が出演。
大編成あり、デュオあり、ソロあり。
打楽器と一言で言っても、タイコ系もあればマレットもあって、また、
それらを組み合わせたものもあったりと、バラエティの広さは管楽器の比ではないですね。
曲も、ほんとうに個性的ないろいろな楽曲があります。
演技力
打楽器って、音を出すだけではなくて、演技力というかパフォーマンス的な要素も大きい。
なにかを表現するのにしても、祈りもあれば乱舞しているようなものなどいろいろで、
それらを表現する要素は音だけではないということを、見ていてとても感じるのです。
また、演技とまではいかなくても、演奏しているときの身のこなしやしぐさなど、
音楽にとても密接に関係しているのだと感じさせてくれます。
このあたり、管楽器奏者に欠けているところだな、と思うのですよね。
演奏者って、ステージの上でただ音を出しているだけではないのです。
その演技力が最大に発揮されるのが、マリンバアートの構成劇。
音楽と寸劇で繰り広げられる今年の出しものは、『ラプソディARAKAWA2023』。
構成やテンポもさることながら、笑いを誘う寸劇の随所に名人芸もちりばめられているのです。
毎年ですが、ほんとに楽しみました。
管楽器ではなかなか出来ないですよね…
レクチャー&コンサート
打フェスタが9月2日(土)におこなわれ、あくる3日(日)はレクチャー&コンサート。
演奏、ワークショップ、そして、演奏体験も。
お昼に参加者向けの講習がおこなわれ、コンサートの最後にみんなで演奏。
曲は、リードの『エルカミーノレアル』。
マーチのバスドラムとシンバルについての実演解説などもあり、
お昼の講習の中でも、場面に合った音についてなど、奥深さを感じる内容なのです。
ゆったり流れる場面、こまかい動きをしているパートもあるスピード感のある場面、
その場面場面によって、同じ音符でも出すべきスピード感や音色は変わってくる。
これも、管楽器吹きに欠落しがちな話なのではないでしょうか。
もちろん、出来ている人は無意識に出来ているのでしょうけど…
エルカミーノレアル
ところで、なぜかこのところ毎月どこかでエルカミを聴いているのですよ!
7月には大阪で、トロンボーンアニバーサリーのメインがエルカミ。
これはトロンボーン7本だけで奏でられた超絶技巧超絶豪華なエルカミでした。
8月には、ソノーレクラリネットアンサンブルのコンサートで聴きました。
クラリネット13本とドラムによる、ちょっと落ち着いた感じのエルカミ。
そして昨日は、打楽器だけでの迫力満点のエルカミ。
迫力、ノリ、疾走感、やっぱり打楽器の人たちって音楽をつかむ天才ですね。
撮影
さて、撮影です。
毎年ちょっとたくさん撮り過ぎなので反省して、撮り過ぎないようにとは思っていたのですが、
結局2日間で1000枚以上撮ってしまいました…
東文化小劇場、久しぶりだった気がします。
ホールにつくと、どこからどうやって撮れるかをまず考えるのですよね…
写真を撮っているとね、肉眼では気づかないライトや明るさの違いに気づいたりするのです。
撮り終えてSDカードごと渡してきてしまったのですが、ちゃんと撮れていたかな…
みなさんおつかれさまでした。とても楽しみました。
また来年も楽しみにしています。