読売日本交響楽団トロンボーンカルテット | フクロウのひとりごと

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一昨日は名古屋のドルチェ楽器さんで読売日本交響楽団トロンボーンカルテットのCD発売記念コンサートを聴いてきたのでした。ほんとうに素晴らしかったのですが、きょうはその感想を書いていってみたいと思います。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 



 

  読売日本交響楽団トロンボーンカルテット


読売日本交響楽団トロンボーンカルテットは、その名のとおり、
読売日本交響楽団のトロンボーンセクションで編成されたカルテット。
2021年から活動されているのだそうです。
ひとつのオケのトロンボーンセクションで編成されたアンサンブルって、ありそうでないですよね。
いろいろなオケのメンバーで編成されたカルテットは、けっこうある気がしますが…
同じ職場のメンバーの方が、スケジュールも合わせやすいし音も寄りやすいかもしれませんね。
コロナ禍でオケの公演がなくなった時、セクションで集まって音を出してみたのが始まりなのだそう。

 

  プログラムは…


モーツァルトの魔笛序曲、アルブレヒツベルガーのドッペルフーガ、テレマンのコンチェルト、
以上3曲は、バストロの篠崎さんの編曲。
アルブレヒツベルガーは、原調のハ短調。テレマンは、よく演奏されるやつではなく、別の曲。
そして、小長谷宗一さんのドリーム。
前半は馴染みのある曲が多く、後半は新しいものが中心。
ディヴィッド・ファレリスのシティ・オブ・アーツ・アンド・サイエンシズ
ロナス・クシクスのミュートゲームズ
ジェームス・ステファンソンの愛の歌
ジョン・ウェルチのスキッピン

 

  素晴らしく…


演奏は…、ほんとうに素晴らしく見事の一言。
CDには入っていないのですが、魔笛の序曲からスタート。
編曲も秀逸で、そして青木さんのアルトが見事でしたね(もちろんほかの3人も)。
曲の雰囲気をよく伝えていました。
つかみとしては、これ以上ない、という感じ。耳がくぎづけですね。
さすがに普段から同じセクションで演奏しているだけあって、息もぴったり。
自然にバランスを取って音楽を立体的に創り上げているところなど、ほんとうに素晴らしいです。
それでいて、4人の個性も感じられて、とても楽しめました!

 

  ヤマハ


そして、4人中3人が、ヤマハ(桒田さん葛西さん篠崎さん)。
桒田さんと葛西さんは同じモデル。新しい、桒田さん監修のYSL-825
この楽器が、すごくいいんですよ。
以前にレポートを書きましたね…

 

 

発売からもう2年なのですね…
この楽器、欲しいのですがね…、ほんとにいいので…

 

  またぜひ!


なにしろ、またぜひ聴きたいアンサンブルですね。
もちろんCDも買いましたよ。
あっ、楽譜も出版されています。
演奏、CD、楽譜出版という組み合わせ、いいアイディアだと思います。
でもなにしろ、ぜひなまで聴いていただきたいですね。
まだ東京公演があるので関東の方はぜひ!
篠崎さんのMCがまた、秀逸なのですよ面白くて!
TrioSyncで聴いたのは、もう5年も前なのですね…

アンサンブルといえば、来月には名古屋初登場のSan Bones Trombone Trioの公演が!

5月21日、ドルチェさんです。
こちらも楽しみですし、ぜひぜひオススメです!

さて、あなたは聴きに行かれましたか。