新入生を勧誘しよう | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
おもに吹奏楽の活動に役立つ情報を発信中!
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吹奏楽連盟のおこなった実態調査によると、2022年の吹奏楽コンクール、中学校の80%、高校の68%が35人以下の編成なのだそうですね。件の感染症の影響もあるのでしょうけど、この春はぜひ新入部員獲得を!

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  新入部員獲得を

 

あたりまえのことを言いました。
ぼくなどに言われなくとも、新入部員獲得にはがんばるよ、と思っておられることでしょう。
では、新入部員ってどうしたら入ってきてくれるのでしょうか。

  • 演奏を聞いてもらう
  • 楽しそうなところを見せる
  • 楽器体験会をする

いろいろ考えられるでしょうけど、迷っている子が入部を決めてくれるきっかけって何でしょう。

(はっきり決めている子ってむしろ少なくて、迷っている子の方が多いのではないでしょうか)
何だと思われますか。
ちょうどぼくが、迷って押されて入部を決めた人なので、ちょっと体験談を書いてみますね。
 

 

  放課後音楽室においでよ

 

中学の、入学式を終えて初日の、自分の教室での昼休み…
小学校が同じだった先輩が2人、教室にやってきて、フレンドリーにこう言いました。
「福見くん、放課後、音楽室においでよ」
もちろんぼくはその時、『吹奏楽』なんていうものは知りません。
吹奏楽部の管楽器も、トランペットとサックスぐらいしか知りませんでした。
放課後になって、なにがあるんだろう、と、言われた通りに音楽室に行くと…
「こんにちは! はい、これね」と出てきたのは、テューバのマウスピース。
「これ吹いて、音が出るようにしてね」…
デフォルメしてませんよ。まったくありのままです。すごいでしょ。「えっ?」って感じです。
それで部活終わるまでマウスピースでブーブーして、帰りに、
「明日も来るんだよ」って…
それで気がついたら3年経ってました(爆)。
 

 

  腕をつかまれて

 

そして高校に入って、こんどは違う部活がやりたいな、と思った福見少年、紆余曲折あって…
サッカー部の体験入部の帰り、音楽室の前を通りかかったら(なぜか正門の横が音楽室)、
なんだか目をギラギラさせた先輩にガシっと腕をつかまれて、「ちょっとおいで」って…(汗)
音楽室の奥にある吹奏楽部の部室で、先輩たちから延々と説得されて…
「せっかく中学で3年間続けたんだから、高校でもやろうよ」って(情報は伝わっているのです)。
吹奏楽部の同級生は24人いるのですが、中途入部の子を除いていちばん遅く入部しました。
まあいろんなことがありました。
あのとき腕をつかんだ先輩と、大人になってから一緒に飲んだのですが、
「わたし、福見くんの人生変えた?」って。
うん、変えた(笑)
 

 

  多少強引な…

 

音楽の魅力を伝えるのもいい。

吹奏楽の良さを伝えるのもいい。

楽しい仲間をアピールするのもいい。
でも、迷っている人間にいちばん効くのは結局、人間の力なのですよね。
思い、心、人間力、なんだかそんな気がするのです。
ぼくは少し変わった子だったのかもしれませんが、でも…
人の思いって、やっぱりいちばん大きいのです。
考えてみてください。あなたが吹奏楽をやっている、やってきた理由って、なんですか。
楽器が好き、音楽が好き、合奏が好き、いろいろあるでしょう。でもやっぱり、
一緒にがんばる仲間がいたから、なのではないですか。
なんだかんだ言って、そこがいちばん大きいのではないでしょうか。
なら、新入生にいちばん訴えるものって何でしょうか。
 

 

  ぜひともがんばって

 

吹奏楽部にたくさんの新入生を迎える、それは、吹奏楽部のためばかりではありません。
その新入生のこれからの人生を、とても豊かにしていくことにもつながるのです。
部活動で出会う友だちって、一生の友だちです。
そして楽器や音楽は、人生をとても豊かにしてくれる、広がりをもたらしてくれるものです。
間違いなく。
そのためには、素敵な活動をしていくことも大切なのですけどね。

さて、新入部員、どんなやり方で迎えますか。