口笛と管楽器 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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管楽器をされているみなさん、口笛は吹けますか。口笛と、管楽器、関係があると思われますか。管楽器をされている人には口笛が吹ける人が多いのでしょうか。相関があるのかどうなのか、ツイッターで訊いてみました。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

  口笛と管楽器

 

早速ですが、ツイッターで訊いてみた結果はこちらです。

 

 

総投票数217票

これによると、管楽器をやっている人の口笛吹ける率は62.4%
管楽器をやっていない人の口笛吹ける率は59.4%
有意な差はない、と言っていいと思います。
もっとたくさんデータを取ってみないことにはわからないですね。
そして、たとえば金管と木管ではどうなのか、そのあたりも興味のあるところです。
ちなみにぼくは、口笛は『もどき』程度にしか吹けません(汗)。

 

 

  空気が…

 

さて、口笛が鳴る仕組みって、何でしょうね…
空気の流れが音になる?
もちろんそうなのでしょう。
だとすると、これも立派な『管楽器』ということになりませんか。楽器…?
管楽器って、『wind instrumental(風の楽器)』ですからね。
風、つまり空気の流れによって音を生み出すものが、管楽器なのです。

なぜか日本語では『管』ですが…


ちょっと余談ですが…
ある先生のレッスンで、最初に訊かれたのです。
「そのあなたが左手に持っているものは何ですか?」って。
(と、トロンボーン…)
「それは『wind instrumental』、つまり空気の流れで鳴る楽器です」…
忘れてはいませんか、というわけです。
忘れないようにしましょう!

 

 

  共鳴

 

口笛の話に戻ります。
口笛は、どうやって鳴るのか…
口の中の空間に共鳴して鳴るんだと思うのですよね。
口笛の上手な人、どう思われますか。
だとするなら、そういう意味でも、管楽器とおんなじですよね。
管楽器も、管に『共鳴』して『鳴る』のです。
口笛では、その『共鳴』する空間を変化させることによって、音の高さをコントロールしている。
もちろん、空気の流れるスピードも変化させて…

管楽器も同じですね。

 

 

  口笛と管楽器

 

さて、口笛と、管楽器…
管楽器を演奏する時も、口の中で起こっていることって口笛とおんなじなんじだと思うのです。
ここに気づき、発見し、深めることが、管楽器においてもポイントのひとつなのではないか…
口笛って、口の中の空間を形づくるために、舌のうしろの方が上がって狭くなってるでしょ。
管楽器を吹く時もおんなじだと思うのです。
前に、この記事でも書きましたけれども…

 


誰もあまり言いませんし、みんなそうなのかどうかわかりませんけれども…
「口の中の(空気の通り道の)一部は狭くなっている」なんて言ったら、

なんだかタブーみたいじゃないですか。
だから、誰も言わないのかもしれませんね。
でも、なってるでしょ(ぼくだけなのか…?)

 

 

  共通性

 

これまでトロンボーン以外の管楽器も、時々吹いてみたりもしました。
オカリナ、それから、ヴェノーヴァ。
オカリナは、どこか金管の鳴らし方と共通するものを感じたから、

やってみようと思ったのです。直感的にね。
楽器を練習していて煮詰まった時の気分転換にもいいかな、と思って…
あと、木管楽器のことをわかりたいという目的もありました。
ヴェノーヴァは、シングルリード楽器のことをわかりたいという目的もあって始めたのです。
といっても、月に一度も吹かないので、ケースに入れっぱなしですが…

(それでも吹き方を忘れないからすごい?)

で、やってみて、やっぱり共通するところを感じるのです。

さて、みなさんは口笛、吹けますか。