100%を求めていたら… | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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作曲していると、よくあるのですが…、書いていて、どうも気に入らない、ってなるじゃないですか。

途中で放置してしまったり、もっとほかにあるんじゃないかと思ってしまったり、そんなことばかり…

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

  気に入らない

 

ちょっと必要があって、以前に書いた曲を引っ張り出して見ているのですが…

どうも気に入らないのですよね…

ありませんか、『気に入らない』って…

もしかしたら9割は、気に入らないかもしれません。

あるマーチのトリオは3回書き直しているし、

世に出したものでも、やっぱり違う、こうじゃない、って思っているものもあります。

書き出しても、途中で『なんか違う』ってなるんですよね…

 

 

  悪いくせ

 

気に入らない、なんか違う…

そう思うと、もう先を書く気にならなくなる…

でもこれ、もしかしたら悪いくせかもしれません。

気に入らないと、いいと思わないと書き上げられない…

このブログにしても、楽譜ほどじゃないですが、

『こんなこと書いたってつまんないや』って思えて破棄してしまったモノもあります。

まぁ、その割にはつまんない話が多いかもしれませんが…

なにしろ、多分大切なことは…

気に入らなくても、不完全でも、とりあえず完成させる、世に出してみる。

ブログだって、もうちょっとでボツになるところだった記事がロングセラーになっていたりもするし…

このブログを書くことって、ある意味、

『どんなものでもとりあえず形にしてみる訓練』と言えるのかもしれません。

 

 

  コピーライター

 

ところで、あるコピーライターさんは…

ひとつのコピーをつくるために、100個くらいコピーを書くのだそうですよ!

ぼくもやってみたことがあります。

とあるアンサンブルグループのパンフレットをつくることになって、コピーをつくろう、となった。

考えましたよ。

でもね、せいぜい30個が限度です。とてもとても100個なんて…

で、最終的に出来たコピー、見てもらっても良いですか。

『音楽が流れ出す こころが動き始める』というもの…

すみません(汗)

 

 

  書いておくということ

 

最近あんまりやりませんが、ぼくは五線紙ノートを持ち歩いていて、

なにかアイディアを思いついたら書き留めているのです。

そうして曲になって世に出たモノも、いくつかあります。

ノートの中で腐っていくモノも少なくないのですが…

ところが、ある方は一切書き留めておかないのだそうです。なぜか…

『書いておかなきゃ忘れてしまうようなものは、所詮もともと大したものじゃあないんだ』

ということなのだそうです。

ほんとうにいいものだったら、書き留めてなんかおかなくても忘れたりしない、と…

このブログでも、なにか書くネタを思いついたら書き留めていますが、

書いておかないと忘れてしまうものばかり…(汗)

 

 

  世に出るものって…

 

ぼくは、やっぱり書いておくのが好きです。

曲のアイディアも、ブログのネタも、日々やることも…

書いて、腐っていくものも多いけれど…(賞味期限切れといいます)

賞味期限の切れた食材が、五線ノートの中にもコンピューターの中にもたくさん…

そのときはいいと思っても、あとになると『ダメだ』となる。

でもブログの場合は、書いているうちに、『やっぱり良いんじゃない?』となることも…

いいものをつくるのには、どうするのがいいのでしょうね…

とりあえず書き上げてみるって、やっぱり大切な気がします。

「良くないものも作れ」って、だれか言いませんでしたっけ…

演奏だって、完璧じゃなきゃダメだなんて言ったら、永遠に出来ませんよね。

 

さて、あなたはちゃんと書き上げられる人ですか。