音楽の流れとかフレーズ感なんて言われることがありますよね。
それって、どういうことなのでしょうか。どうしたらできるのでしょう。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
フレーズ感
フレーズ … 音楽においては、いくつかの音符から成る階層的なまとまりを表す単位のひとつである(ウイキペディアより)
いくつかの音符のまとまりをあらわす単位が、フレーズなのですね。
それらの音符がまとまって聞こえなかったらフレーズと感じられない、フレーズ感がない、
なんてことになってしまいますよね。
音符って、ひとつひとつバラバラにあるわけではなくて、前後のつながり、まとまりがある。
では、そのまとまりやつながりを得るにはどうしたらいいのでしょうか。
なにかがつながっている
メロディのほうがわかりやすいと思うのですが、でも、
フレーズやフレーズ感はメロディにだけあるわけではないですよね。
たとえば、マーチの低音、あたまうちの4分音符のリズムだって、
ひとつひとつの音符はバラバラではなく、つながりを感じることって大切だと思うのですよ。
音楽的な演奏のためには、ね。
レガートで演奏してみる
さて、では、そのつながりを感じるのにはどんな方法があるのか…
ひとつには、練習としてレガートで演奏してみる。つないでみる。
歌にしてみるのです。
『ベースライン』っていうでしょ。ライン、『線』なのです。ほんとうに、線にしてみる。
普通にマルカートやスタッカートで演奏したときも、『なにか』は、つながっているのです。
ではなにが、つながっているのでしょうか。なんだと思いますか。
空気の流れ
音符を長くするわけではないのに、音はセパレートになっているのに、
なにかがどこかがつながっている。なんだろう…
それは、空気、息の流れかもしれません。1コ1コの音で止まっていない。つながっている。
池の水面に石を投げて水面に反射させる、水切り。やってみたことありませんか。
水面にできた波模様を見たら、石の軌跡がわかるじゃないですか。
ひとつひとつの模様はつながっているんですね。ばらばらの点じゃなく…
細部と全体と
たとえばいろいろな音型の、そのひとつひとつの動きや音にばかりこだわっていると、
それらの音のつながり、前後の関係がばらばらになってしまうかもしれない…
『フレーズが短い』なんて言われる原因には、こういう場合もあると思うのです。
ひとつひとつの音や音型は大切なのだけど、それと同時に、いや、もしかしたらそれ以上に、
前後のつながり、まとまりが大切だと思うのです。
細部にばかりこだわって全体を忘れないようにしたいですよね。
そして、もちろん音楽の種類によっても変わってきますが、
歌うのは、ひとつひとつの音を歌うのではなく、フレーズ、まとまりを歌う。
ひとつのフレーズがひとつのロングトーンだと思って、それを歌う。
これ、忘れがちですよね。
方向性
ひとつのフレーズにはたいてい、その頂点があります。
それを見極めることも大切ですし、そのためにはハーモニーを感じることも大切です。
いろいろあって、書き出すと長大になると思うのですが、ひとつだけ…
音の方向性。
特に、長い音。
もちろん例外はありますが、長い音って2種類あるように思うのです。
次につながる、エネルギーの増す音と、そこでおさまる、エネルギーの収束する音と。
それを見極めることも、立体的な流れやフレーズをつくるためのポイントのように思います。
時には、エネルギーが増して次につながるように思わせて、ずばっと切れる、
そんな緊張感のある場面もあるかもしれません。
さて、音のつながり、感じていますか。
