賞に一喜一憂するだけではなく | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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昨日の記事『学校吹奏楽への盲目と偏見』に関連して、コンクールについて、

審査結果を後日発表にしたらいいという意見をいただきました。

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

なぜ後日発表なのか

 

コンクールの結果を、その日のうちに発表しない。

結果は後日(たとえば3日後とか)、それぞれの団体に個別に通知する。

これも、もしかしたらいいアイディアかもしれないと思うのです。

 

コンクール当日、すべての日程の最後におこなわれる審査発表。

あのセレモニーが、まるでコンクールのクライマックスみたいになっているように思うのです。

そして、そこで発表される結果に対して泣いたり笑ったり一喜一憂して、

それだけで終わってしまっていませんか?

 

 

 

一喜一憂して終わりのコンクールなんて…

 

結果を聞いて、それに一喜一憂して、それだけで終わってしまうコンクール、

そんなコンクールに、はたして出る意味があるでしょうか。

どう思われますか。

一喜一憂するだけで終わるコンクールなのであれば出る意味などない、そんなふうに思います。

もちろん、一喜一憂はします。して当然です。でも、それよりもっと大切なことがありますよね。

それはなにか。なんだと思いますか。

 

 

コンクールの大切なこと

 

コンクールが終わって、ステージを終えてするべき、もっと大切なこと、

それは、自分たちがやってきたこと、自分たちの演奏、それを、きちんと振り返ることです。

これまで何度も書いてきましたが、コンクールの賞というのは相対評価です。

たとえどんなにいい演奏をしたとしても、よそがそれ以上なら落ちるのです。

でも、コンクールの目的というのは、よそに勝つことではないはずです。

自分たちが音楽的に人間的にどれほど成長できるのか、それを試すこと、

それがコンクールだと思うのです。

それがどれほど出来たのか、そのことを振り返る。これって大切なことですよね。

賞を聞いて終わりのコンクールであったなら、それはその団体にはなにももたらさないように思います。

さて、どう思われますか。

 

 

 

結果を後日発表にすれば

 

コンクール日程の最後にある、あの大騒ぎのセレモニー、

あれをやめて、たとえば3日間、純粋に、自分たちがやってきたことを振り返る時間にする。

それはたしかに、ひとつのアイディアだな、と思うのです。

賞に囚われず、純粋に自分たちの音楽的人間的成長を振り返る。

でもやっぱり、

後日発表になどしなくても、ちゃんと振り返ることができるコンクールであるべきです。

各団体がコンクールに対して、そういう捉え方ができているべきように思います。

あなたの団体はどうですか。

 

 

結果至上主義?

 

やっぱりあの人はコンクールで立派な成績を挙げる強豪校の出身だから…

コンクールですごい成績を重ねている団体のコンサートだから…

そんな見方や捉え方、ありますよね。

『全国大会〇回出場の…』みたいなコンサート紹介…。

それって、どうなんでしょうか。

コンサートに『賞歴』を聴きに行くのでしょうか。

『賞歴』で、その後が決まるのでしょうか。

 

 

コンクールに臨む価値

 

指導者でも、たとえば上位大会に出場できら生徒たちから神のように扱われて、

そうでなかった年には逆に疫病神のように扱われる…

それってつまり、その団体は本音では、賞にしか価値を求めていないということだし、

その指導者は、ただ単に『金賞をもたらす人』でしかなかったということですよね。

それって、どうなのでしょうか。

ぼくは外部指導をしていて、コンクールが終わった時に生徒たちから、

『楽しかった』という言葉をたくさん聞きました。

本気で音楽を追求することは本質的に楽しいことなのだと、ぼくは生徒たちから教わりました。

 

さて、みなさんは何のために、今年のコンクールに向かいますか。

コンクールでほんとうに得たいものは何ですか。